NBIなどのIEE画像，新しい診断学の情報を加えて大幅改訂


改訂第3版 内視鏡診断のプロセスと疾患別内視鏡像－下部消化管

2018年3月上旬に改訂版が発売されます

ここ数年の間に，NBI画像強調観察（IEE）を用いた新しい診断学が発展･普及し，ルーチン検査として導入されつつある．また，バルーン小腸内視鏡やカプセル内視鏡の普及により，小腸疾患の診断学も大きく進歩した．さらに，「大腸癌取扱い規約」・「大腸癌治療ガイドライン」，「炎症性腸疾患の診断指針･治療指針」の改訂が相次いで行われ，内視鏡医が理解し身に付けねばならない新しい情報が山積している．そこで，今回の改訂にあたり，この数年間で大きな飛躍を遂げたIEEによる内視鏡診断について項を追加し詳しく解説すると共に，症例の差し替え･追加に加えて，各項目の内視鏡画像にもIEE画像を追加した． （序文より抜粋）
主な項目
I．総 論
1．症状・身体所見から何を考えるか
2．内視鏡検査の適応と禁忌
3．内視鏡検査の準備
4．部位別解剖と正常内視鏡像
5．大腸内視鏡挿入観察法
6．小腸内視鏡挿入観察法−バルーン法
7．カプセル内視鏡
8．色素内視鏡
9．拡大観察
10．画像強調観察（IEE）
11．超音波内視鏡(EUS）
II．診断のプロセス
  • 形態を表現する用語／大腸／小腸
III．疾患別内視鏡像
1．大腸・小腸
  • 大腸癌取扱い規約の分類／大腸の病理組織分類／大腸のpit pattern分類／大腸鋸歯状病変の分類／大腸ポリポーシスの分類と鑑別／大腸悪性リンパ腫の分類／GIST(Gastrointestinal Stromal Tumor)／潰瘍性大腸炎の内視鏡所見／潰瘍性大腸炎のMatts内視鏡分類／大腸クロ−ン病の内視鏡所見／小腸クロ−ン病の内視鏡所見／感染性腸炎の分類と鑑別／虚血性腸炎の重症度分類／薬剤性腸炎の分類と特徴／腸の血管性病変の分類／特発性静脈硬化症／Collagenous colitis／cap polyposis／粘膜脱症候群
2．その他
  • 内視鏡医が知っておくべき肛門病変