内視鏡診断のプロセスと疾患別内視鏡像-下部消化管 改訂第4版

改訂第4版の序
本書の初版は2005年に刊行され,好評のもと2011年には改訂3版が刊行されました。本書は,通常の書籍と異なり所見ごとに項目だてされているのが特徴です。すなわち隆起・陥凹といった所見を見て,その所見から質的診断に至るプロセスを鮮明で美しい内視鏡写真と簡潔な説明・フローチャートを用いて解説しています。
本書は,バルーン小腸内視鏡やカプセル内視鏡の画像診断学や改訂された種々の規約・指針や,新しいガイドラインの内容も盛り込み,最新の下部消化管診断学の情報を網羅した診療に必須の書籍となっていると思います。
目 次
Ⅰ.総 論
1 .症状・身体所見から何を考えるか
2 .内視鏡検査の適応と禁忌
3 .内視鏡検査の準備
4 .部位別解剖と正常内視鏡像
5 .大腸内視鏡挿入観察法
6 .小腸内視鏡挿入観察法―バルーン法を中心に
7 .カプセル内視鏡検査
8 .色素内視鏡観察
9 .色素拡大観察
10.画像強調観察(IEE)
  • 総論/NBI/BLI/AFI
11.超音波内視鏡(EUS)
Ⅱ.診断のプロセス
  • 形態を表現する用語/隆起性病変を表現する用語/陥凹性病変を表現する用語/[大腸]/[小腸]
Ⅲ.疾患別内視鏡像
[大腸・小腸]
[その他]
  • 大腸疾患の病理組織/内視鏡医が知っておくべき肛門病変