腎と骨代謝 Vol.15 No.2(8)


特集名 副甲状腺インターベンション
題名 原発性副甲状腺機能亢進症に対するminimally invasive parathyroidectomy
発刊年月 2002年 04月
著者 山下 弘幸 野口病院外科
著者 野口 志郎 野口病院外科
【 要旨 】 minimally invasive parathyroidectomy(低侵襲副甲状腺摘出術)について,低侵襲手術を"切開と剥離範囲を最小限にしかも短時間で行う手術"と定義すると,小切開下の副甲状腺摘出術がもっともあてはまると考える.内視鏡下の手術については,縦郭内副甲状腺腫がもっともよい適応であり,通常の副甲状腺腫に対しては今のところ問題も多い.補助手段としての術中迅速副甲状腺ホルモン測定(quick PTH assay)やradio-guided parathyroidectomyは有効であるが,費用の問題があるので施設に合わせて適応を考えなければならない.
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