臨牀透析 Vol.41 No.4(3-3)


特集名 長期透析の現況・課題と対策
題名 長期透析患者にみられる病態 (3) CKD-MBDと骨粗鬆症
発刊年月 2025年 04月
著者 谷口 正智 福岡腎臓内科クリニック
【 要旨 】 透析患者の骨折リスクへの対策として,まずPTHを低く管理することが重要であり,その手段としてカルシミメティクスを中心に治療することが好ましい.脆弱性骨折の既往がある場合や,骨密度低下が著明な場合など,骨折リスクが高いと判断されたら,骨粗鬆症治療薬の投与を検討する.PTHを低く管理したうえで,骨代謝回転を評価し,骨粗鬆症治療薬の投与を検討する.骨吸収抑制薬としてビスホスホネート,デノスマブ,骨形成促進薬としてテリパラチド,骨代謝調節薬としてエルデカルシトール,ロモソズマブが挙げられる.病態に応じた適切な骨粗鬆症治療薬の選択が重要となる.
Theme Current topics and challenges in patients undergoing long-term dialysis
Title CKD-MBD and osteoporosis in dialysis patients
Author Masatomo Taniguchi Fukuoka Renal Clinic
[ Summary ] No Summary
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