臨牀透析 Vol.40 No.4(4)


特集名 急性腎障害の最新トレンド
題名 急性腎障害の予防はあるのか?
発刊年月 2024年 04月
著者 安田 日出夫 浜松医科大学第一内科
【 要旨 】 急性腎障害(AKI)の予防はAKIのリスクを知ることが重要で,腎毒性物質の投薬の是非は臨床上の有益性の有無で判断し,可能なかぎりリスクの回避を行う.さらに,避けられないリスクに対しては,輸液療法,バイタルサイン管理を行い,腎機能などをモニターすることが大切である.造影剤腎症やシスプラチン腎症の予防には造影剤もしくはシスプラチン投与前後の輸液が推奨される.ショックなどの重症患者に対して,KDIGO-バンドルによる管理,バソプレシン,カルペリチドがAKI予防効果を示唆する報告があるが,コンセンサスが得られるには至っていない.
Theme Updated topics on acute kidney injury
Title The search for AKI prevention
Author Hideo Yasuda First Department of Medicine, Hamamatsu University School of Medicine
[ Summary ] No Summary
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