臨牀透析 Vol.39 No.9(11)


特集名 在宅・長時間透析2023―快適で長生きするために
題名 施設オーバーナイト透析の現状と課題
発刊年月 2023年 08月
著者 喜田 智幸 坂井瑠実クリニック
【 要旨 】 週3回,1回当り4時間の標準血液透析では,多くの患者にとって透析量は不足している.そのため,腎不全関連合併症が発生し,生活の質(QOL)は低下し,生命予後も不十分である.これを解決するには,透析時間を増やすことが必要であるが,日中に患者の拘束時間を増やすことは,施設透析では困難である.患者,医療従事者の負担が比較的少なく長時間透析を行う方法としては在宅血液透析があるが,自己穿刺などができない患者には無理である.在宅血液透析以外で,患者の自由時間を確保しながら長時間透析を行うには施設オーバーナイト透析が有用である.夜間睡眠中の治療であるため日中の活動には支障をきたさず,患者も受け入れやすい.
Theme Home and long hemodialysis 2023 for patient's higher quality of life and prolonged life expectancy
Title Current status and issues of in-center nocturnal hemodialysis
Author Tomoyuki Kita Sakai Rumi Clinic
[ Summary ] No Summary
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