臨牀透析 Vol.39 No.13(4)


特集名 透析室のベストな医療安全管理
題名 透析室での患者安全管理
発刊年月 2023年 12月
著者 河野 圭志 神戸大学大学院医学研究科腎臓内科/腎・血液浄化センター
【 要旨 】 透析室でおもに行われている血液透析療法は,生体外に引き出した血液を増設された回路を通じて血液浄化を行う.人工心肺装置と同じく体外循環治療の一つであり,常に危険を伴うものである.日本透析医会によりガイドラインが作成され,血液透析療法の準備・開始から回収・片付けに至るまでの全過程についておもに透析操作の医療安全と感染予防の観点から詳細な説明がなされている.しかし,近年透析患者の高齢化が進むことで,透析療法以外で起こる転倒・転落などの問題が増加し,医療者の負担が大きくなっている.そこで本稿では,透析室での透析医療の安全管理のポイントと,比較的頻度が多い転倒・転落や通院・帰宅に関する安全管理についても概説する.
Theme The best management for the medical safety in dialysis institutions
Title Patient safety management in dialysis center
Author Keiji Kono Division of Nephrology and Kidney Center, Kobe University Graduate School of Medicine
[ Summary ] No Summary
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