臨牀透析 Vol.39 No.11(6-7)


特集名 プライマリーナースとしての透析看護
題名 透析室看護師のプライマリーとしての活動の実際と課題 (7) 透析クリニック看護師のプライマリーナースとしての実践―透析患者よりの手紙から考える
発刊年月 2023年 10月
著者 青木 栄子 いなげ腎クリニック
【 要旨 】 透析患者は終生にわたって週3回の治療を継続しなければならない.そのため,心理的な喪失感,不安感,身体的合併症,さらに失業や地位の喪失などによる生活に対する社会・経済的な不安,などの問題が生じる.透析室に勤務する看護師は,週3回,患者や家族と長い期間を共に過ごすため,透析看護の専門職として患者一人ひとりに対して責任をもって継続的にケアするプライマリーナーシングを実践することができる.信頼関係を深めながら患者のニーズを細かく把握し,より良い透析ができるように看護計画の立案を行い日々ブラッシュアップする.プライマリーケアを実践し信頼関係を築くため,適切な情報提供とていねいな身体的ケア,さらに透析室が心地よい場所になるように,患者への心遣い,優しい言葉,あたたかな雰囲気や明るい笑顔で接し寄り添うことが重要である.
Theme Dialysis nursing as a primary nurse
Title Practice as a primary dialysis clinic nurse -- thinking from a letter from a dialysis patient
Author Eiko Aoki Inage Kidney Clinic
[ Summary ] No Summary
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