特集名 | 透析患者の心臓病―診療の最前線を学ぼう | |
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題名 | 冠動脈疾患 (1) 冠動脈石灰化と薬物・透析治療 | |
発刊年月 | 2022年 01月 | |
著者 | 猪阪 善隆 | 大阪大学大学院腎臓内科学 |
【 要旨 】 | 本邦における透析患者の死因の約1/3は心血管死であり,この要因の一つが冠動脈石灰化であり,冠動脈石灰化スコアが上昇すると死亡リスクが高まる.透析患者は高リン血症により中膜石灰化をきたす.透析患者の血清リン濃度の管理戦略は,食事によるリン制限,透析,リン吸着薬であるが,標準的な透析によるリン除去量は食事からのリン摂取量を下回るため,リン吸着薬の服用が不可欠となる.本邦の透析患者の半数以上が血清リン濃度5.0mg/dL以上を示しているが,透析患者の冠動脈石灰化進展抑制の観点だけでなく,生命予後を改善させるためにも,KDIGOガイドラインで示されているように,正常範囲を目指したより厳格な治療アプローチが重要である. |
Theme | Study from front line of medical treatment for cardiac disease in dialysis patients | |
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Title | Drug therapy and dialysis therapy on coronary artery calcification | |
Author | Yoshitaka Isaka | Division of Nephrology, Osaka University Graduate School of Medicine |
[ Summary ] | No Summary |