臨牀透析 Vol.38 No.1(2)


特集名 透析患者の心臓病―診療の最前線を学ぼう
題名 心疾患の画像検査
発刊年月 2022年 01月
著者 鈴木 康之 日本大学病院循環器内科
著者 天野 康雄 日本大学病院放射線科
【 要旨 】 冠動脈CTはヨード造影剤を使用して冠動脈の狭窄病変やプラークを描出することができる検査であり多用されるが,透析患者では冠動脈の石灰化が高度なため狭窄度判定が困難であることも少なくない.心筋シンチグラフィは心筋の血流分布を画像化し,虚血や梗塞範囲の同定だけでなく心機能の測定も可能であり,予後予測に有用である.心臓MRIは心筋の性状評価に優れているが,透析患者ではガドリニウム造影剤は使用できないので非造影の検査で評価するため,心筋病変の検出感度が低下する可能性がある.血管内イメージングは,カテーテルによる侵襲的検査に併用して実施され,詳細な画像情報が得られる検査である.
Theme Study from front line of medical treatment for cardiac disease in dialysis patients
Title Cardiac imaging for detection of heart disease in the patients on hemodialysis
Author Yasuyuki Suzuki Department of Cardiology, Nihon University Hospital
Author Yasuo Amano Department of Radiology, Nihon University Hospital
[ Summary ] No Summary
戻る