臨牀透析 Vol.37 No.6(9)


特集名 看過してはならない不整脈
題名 心房細動に対しては,レートコントロールとリズムコントロールのどちらを優先すればいいですか?
発刊年月 2021年 06月
著者 篠原 正哉 東邦大学医学部内科学講座循環器内科学分野
著者 池田 隆徳 東邦大学医学部内科学講座循環器内科学分野
【 要旨 】 透析患者は心房細動の発生頻度が高く,透析困難症の原因にもなるため,その管理は重要である.リズムコントロール療法では,抗不整脈薬あるいはカテーテルアブレーション治療で洞調律維持を目指すが,非透析患者と比較して,同程度の有効性と安全性を担保するのは難しい.β遮断薬を中心としたレートコントロール療法のほうが安全性は高いものの,近年,心房細動に対する早期のリズムコントロール療法が心血管イベントの発生を抑制することが明らかになった.心房細動の罹患期間などを考慮して,個々の症例に応じた適切な治療方針を決定することが重要である.
Theme Updates of two major tough arrhythmia in dialysis field
Title Which will be selected for the management of atrial fibrillation: Rate control or rhythm control therapy?
Author Masaya Shinohara Department of Cardiovascular Medicine, Toho University Faculty of Medicine
Author Takanori Ikeda Department of Cardiovascular Medicine, Toho University Faculty of Medicine
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