臨牀透析 Vol.37 No.2(4-1)


特集名 感染症と医療安全
題名 感染症別の対策 (1) インフルエンザ
発刊年月 2021年 02月
著者 安藤 亮一 清湘会東砂病院腎臓内科
【 要旨 】 インフルエンザには,毎年冬季に流行する季節性インフルエンザと数十年に一度,変異したウイルスを病原体とする新型インフルエンザとがある.新型インフルエンザはほとんどの人が免疫を獲得していないため,世界的な大流行(パンデミック)となる可能性がある.
透析患者はインフルエンザ重症化のハイリスク群であり,集団治療を行うことや罹患しても透析を継続する必要があることより,透析施設では特別の対策が必要である.すなわち,2020年4月に改訂された「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン(五訂版)」に沿って,早期診断・治療,早期隔離,ワクチン投与,院内感染時の積極的な抗インフルエンザ薬の予防投与が推奨される.
Theme Infection control and patient safety
Title Influenza
Author Ryoichi Ando Department of Nephrology, Seishokai Higashisuna Hospital
[ Summary ] No Summary
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