臨牀透析 Vol.37 No.2(3)


特集名 感染症と医療安全
題名 感染防止に必要な透析装置の環境整備
発刊年月 2021年 02月
著者 山下 芳久 埼玉医科大学保健医療学部臨床工学科
【 要旨 】 透析治療は区画のない同一フロアで多数の患者に同時並行に血液の体外循環治療を行っているため,透析室の感染防止における環境整備は大変重要である.透析装置においても,操作法や清掃・洗浄・消毒を適正に行わないと感染が発生してしまうことがある.
近年の透析治療は多様化が進みさまざまな透析治療が行われているため,各治療法の特徴に適した感染防止のための環境整備が必要となってくる.とくにon-line補充液を使用する治療においては,十分に管理されていないと重大な感染の危険を伴うために注意を要する.これらの安全を確保するためには,医療機器安全管理責任者の下に透析機器安全管理委員会を設置して十分に管理することが必要である.
Theme Infection control and patient safety
Title Improving the environment for dialysis machines necessary to prevent infection
Author Yoshihisa Yamashita School of Clinical Engineering, Faculty of Health and Medical Care, Saitama Medical University
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