臨牀透析 Vol.37 No.13(5-2)


特集名 透析医療システムの将来と医師の働き方改革
題名 透析医療の効率化デザイン (2) 診療報酬ビッグデータと医療の効率化
発刊年月 2021年 12月
著者 山本 博之 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室/東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座
【 要旨 】 最近ではさまざまな種類の医療ビッグデータが利活用可能になりつつあるが,そのなかで大きなインパクトをもたらしたのが診療報酬データである.いくつかの領域では診療報酬データはその信頼性・データベース化のしやすさより,臨床疫学・ヘルスサービスリサーチで成果をあげつつある.しかし,腎・透析領域については,①臨床情報が十分に得にくいこと,②レセプト内での包括化により十分な情報が得にくいこと,などより利活用が進んでいないのが実情である.本稿では診療報酬データの利活用で必要なことを概説したうえで,腎・透析領域での利活用に当たっての注意が必要なポイントについても示し,今後の利活用の展望についても考察する.
Theme Work-style reform in Japanese doctors and its impact on dialysis therapy and care in future
Title Improving the efficiency of healthcare using claim data
Author Hiroyuki Yamamoto Health Policy and Management, School of Medicine, Keio University / Department of Healthcare Quality Assessment, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
[ Summary ] No Summary
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