臨牀透析 Vol.37 No.10(4-1)


特集名 CKD・透析患者の最近の知見による体液管理
題名 体液過剰の疫学（国内外）・患者予後 (1) 慢性腎臓病
発刊年月 2021年 09月
著者 磯﨑 雄大 東海大学医学部付属病院腎内分泌代謝内科
著者 和田 健彦 東海大学医学部付属病院腎内分泌代謝内科
著者 深川 雅史 東海大学医学部付属病院腎内分泌代謝内科
【 要旨 】 慢性腎臓病（CKD）患者において体液量過剰は高頻度にみられる異常所見であり，不良な生命予後と関連するとの報告が国内外で多くなされている．本稿では，CKD患者における体液量過剰に関する疫学データとともに，高血圧発症の機序・生命予後・腎予後への影響・貧血への影響などについて述べる．塩分摂取過多・体液量過剰・高血圧は互いに密接に関連する事象であり，適切に体液量および血圧を管理し，心・腎イベントを回避することは全世界に8億5千万人存在するCKD患者の予後改善につながる可能性がある．このために，さらなる良質な疫学データと病態および治療に関する知見の蓄積が必要である．
Theme Body fluid management in CKD/dialysis patients based on the cutting-edge scientific findings
Title Epidemiology of volume overload and prognosis in non-dialysis CKD patients
Author Yudai Isozaki Division of Nephrology, Endocrinology and Metabolism, Tokai University School of Medicine
Author Takehiko Wada Division of Nephrology, Endocrinology and Metabolism, Tokai University School of Medicine
Author Masafumi Fukagawa Division of Nephrology, Endocrinology and Metabolism, Tokai University School of Medicine
[ Summary ] No Summary
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