臨牀透析 Vol.36 No.7(6-3)


特集名 透析患者PADの最前線
題名 再生医療 (3) PADに対する新しい遺伝子治療薬―コラテジェン
発刊年月 2020年 07月
著者 森下 竜一 大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学
【 要旨 】 難治性疾患,とくに遺伝子異常による先天性疾患や悪性度の高いがん治療に対して遺伝子治療が開発されてきた.長く実用化に疑問が呈されてきたが,2015年以降,遺伝病やがんに対して多くの遺伝子治療薬が,医薬品として上市に至った.われわれが開発を進めてきた肝細胞増殖因子(HGF)遺伝子治療は,2019年3月にわが国初の遺伝子治療製品コラテジェンとして,重症虚血肢の潰瘍改善を対象とし,条件および期限付き製造販売承認を取得し,2019年9月10日より発売されている.本稿では,HGF遺伝子治療薬コラテジェンの開発とこれまでの実用化研究に関して解説する.
Theme The frontiers of PAD in hemodialysis patients
Title Novel gene therapy drug, collategene, to treat PAD
Author Ryuichi Morishita Department of Clinical Gene Therapy, Osaka University Graduate School of Medicine
[ Summary ] No Summary
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