臨牀透析 Vol.36 No.2(3-3)


特集名 透析液・透析関連排水の諸問題
題名 透析関連排水の適正管理 (3) 透析関連排水の適正管理に関する基本的な考え方
発刊年月 2020年 02月
著者 峰島 三千男 東京女子医科大学臨床工学科
【 要旨 】 透析施設からの排水を適正に処理しないと下水道事業に支障をきたすおそれがある.一方,中和処理等の対策を講じている透析施設は限定的である.ここでは透析関連排水の適正管理の基本的な考え方について論じる.
管理の主体となるのは,以下の3点である.① 中和処理システムの設置:下水道法および条例で規定されている水素イオン濃度(例:東京都23区の規制ではpH:5を超え9未満)と温度(温度45℃未満)を満足させる必要がある.② 適正な消毒剤・洗浄剤の使用,③ 適正な排水管理:排水が基準を満たしているか,日常的な排水モニタリング(pH測定等)を通じて適正に管理する必要がある.
Theme Current topics for dialysate and drainage related to dialysis treatments
Title Basic concept on management for drainage related to dialysis treatments
Author Michio Mineshima Department of Clinical Engineering Tokyo Women's Medical University
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