臨牀透析 Vol.33 No.11(2-4-2)


特集名 開かれたCKD看護の模索―意思決定を支援する
題名 [実践報告]腎移植に対する意思決定支援の実際 b. 移植コーディネーターによる支援
発刊年月 2017年 10月
著者 佐藤 真澄 市立札幌病院看護部・移植コーディネーター
【 要旨 】 生体腎移植の場合,ドナー候補者に強制や圧力がかかっていないこと,自発的であることが大前提である.ドナー候補者に不安や葛藤がある場合は,不安や葛藤の内容を明らかにしたうえで慎重に対応し,ドナー候補者が迷いなく意思決定できるよう支援していくことが重要である.一方,患者においても,ドナー候補者がどのような思いで提供を決めたのかを理解したうえで移植手術を受けることが「移植腎を大切に守りながら生活していくこと」への決意に結びつくと思われる.意思決定支援は医師・看護師・コーディネーターなどのさまざまな医療者によって行われるが,その中心となるのは移植コーディネーターであり,事例を通して,意思決定支援の在り方について考える.
Theme Seeking for nursing which responds to the individual needs of the patients -- from the perspective of decision-making support
Title Support in decision-making for kidney transplant -- support by transplant coordinator
Author Masumi Sato Department of Nursing, Sapporo City General Hospital/Transplant Coordinator
[ Summary ] No Summary
戻る