臨牀透析 Vol.28 No.6(1)


特集名 透析装置の最前線―自動化,モニタリング,透析通信
題名 序論:透析装置の現状と未来
発刊年月 2012年 06月
著者 山下 芳久 埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科・臨床工学技士
【 要旨 】 現在の透析装置は,プライミング・脱血・補液・返血の各工程を自動化する機能を有しており,スタッフの手技を大幅にサポートすることを可能とした.また透析治療におけるモニタリングは,患者の状態や装置の稼動状況を把握し,効率および安全性を確保するうえで必要不可欠なものとなっている.透析通信システムは,複雑多様化する透析治療を受ける患者をシステムの起点として,安全かつ快適な治療を受けられるように透析装置および周辺機器を取り込んだものである.これらにおいて今後は,機械が得意な部分を活かし,多くの時間を透析効果向上と患者へのケアに充てることで,さらに質の高い透析医療を提供することが可能となる.
Theme Forefront of Dialysis Machines
Title Present state and future of dialysis machine
Author Yoshihisa Yamashita School of Biomedical Engineering, Faculty of Health and Medical Care, Saitama Medical University
[ Summary ] No Summary
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