臨牀透析 Vol.28 No.5(4-3)


特集名 腹膜透析療法―ポストガイドラインの方向性
題名 課題と対策 (3) 栄養評価
発刊年月 2012年 05月
著者 市川 和子 川崎医科大学附属病院栄養部・管理栄養士
【 要旨 】 2009年に日本透析医学会から腹膜透析のガイドラインが提示されたが,栄養面からの問題点がいくつかある.まずは,イコデキストリンによる体内に吸収される糖質量が不明瞭であるため食事からのエネルギー量の設定に苦慮する.たんぱく質では,実際の食事摂取量はガイドラインに提示されている量に近似する.しかし,今後はアミノ酸(BCAA)レベルでの研究が重要である.腹膜透析の体液管理は食塩依存性でガイドラインに示す値より食塩除去量は低値であり,正確な注・排液の実測値から導き出すことが重要である.
Theme Trend in Peritoneal Dialysis Therapy After Implementation of Japanese Society for Dialysis Therapy (JSDT) Peritoneal Dialysis Guideline
Title Nutrition assessment in peritoneal dialysis patient
Author Kazuko Ichikawa Department of Nutrition, Kawasaki Medical Hospital
[ Summary ] No Summary
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