臨牀透析 Vol.28 No.4(6-1)


特集名 腎不全患者相互の支え合いと自立を支援する ― セルフヘルプグループとピアサポート
題名 透析患者に対するピアサポートの実際 (1) 看護師の立場から
発刊年月 2012年 04月
著者 田中 順也 市立堺病院人工透析室・看護師(慢性疾患看護専門看護師)
【 要旨 】 透析患者は,ひとたび治療を始めると,一生透析治療を継続する必要があり,身体的・精神的にも多くの支援が必要となる.その支援のなかでも,ピアサポートは,病院患者会での交流や,通院時や待合室での何気ない会話のなかで得られることがある.ピアサポートによって,透析受容を促したり,透析患者が抱く孤独感や孤立感を軽減させ,自己管理に関する情報を獲得できる可能性がある.看護師の役割は,ピアサポートがもっている力を信じ,患者同士が会話できる環境や時間を意図的に調整し,間接的に支援することである.また,今後の課題は,ピアサポートのアウトカムを明らかにし,患者教育や支援に活用するシステムを構築することである.
Theme Self-Help Group and Peer Support for Chronic Kidney Disease Patients
Title Peer support for dialysis patients-from the viewpoint of nurse
Author Junya Tanaka Department of Nursing, Sakai Municipal Hospital
[ Summary ] No Summary
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