臨牀透析 Vol.23 No.3(2-3-1)


特集名 腎不全医療に携わる看護職の能力評価と継続教育
題名 看護師に対する継続教育の課題 (3) エキスパートを目指した教育 a. 日本看護協会が認定する認定看護師の養成
発刊年月 2007年 03月
著者 斉藤 しのぶ 東京女子医科大学看護学部認定看護師教育センター
【 要旨 】 本稿では,日本看護協会が認定する認定看護師の教育機関として,受講生の問題意識から認定看護師としての実践を可能にするための課題を述べる.
受講生の多くが「外来,病棟との連携が必要だが,うまく連携がとれない」ことを問題意識に挙げている.この背景には,透析を受ける患者が目の前にいても,患者理解のために十分な情報が得られていないという現状がある.この問題を解決するための課題は,連携と同時に,看護者個々の患者理解の能力の向上であろう.また,問題を捉える際に判断規準となる人間観,健康観を高めることの必要性もあると思われた.さらに,個々に看護過程を自己評価することの必要性も考えられた.
これらを踏まえ,認定看護師教育では受講生個々が,対象理解を深めるよう効果的な頭脳訓練が課題である.
Theme Evaluation Ability of Nurses and Continuing Education for Nursing Involved in Renal Replacement Therapy
Title The training of certified expert nurse is approved by Japanese Nursing Association
Author Shinobu Saito Tokyo Women's Medical University School of Nursing
[ Summary ] No Summary
戻る