臨牀透析 Vol.22 No.9(2-2)


特集名 透析医療への支援 -- 介護保険法改定を検証する
題名 透析施設との連携と問題点 (2) 居宅介護支援事業所の立場から
発刊年月 2006年 08月
著者 加藤 圭子 ハートフルハウス居宅介護支援事業所・介護支援専門員,社会福祉士/名古屋東クリニック・MSW (嘱託)
【 要旨 】 要介護透析患者のケアプランを担当する場合,非透析者と比較して,その疾患の特殊性からさまざまな問題がある.通院の保障の面では,介護保険によって送迎と移動介助のサービスを受けられ,車椅子の患者も通院することができるようになったが,費用負担は年間156日もの通院が必要なため大きい.介護サービスと同時に,通院費用を保障する制度が必要である.在宅介護の面では,短期入所サービスがほとんど利用できない問題点があり,介護者は休むこともできない過酷な現状である.国の推進する医療提供体制の方向性のなかには,透析患者に象徴されるような慢性疾患で継続的に医療も介護も同時に必要な患者の行き先がみえてこない.早急な解決策が望まれる.
Theme Support for Dialysis Treatment -- Verification of the Amendment of Care Insurance
Title From the viewpoint of home medical care business
Author Keiko Kato Certified Social Worker, Heartful-House
[ Summary ] No Summary
戻る