臨牀透析 Vol.21 No.5(2-3)


特集名 臨床工学技士周辺の最近の動向
題名 学校教育 (3) 就職活動の現況と今後の見通し
発刊年月 2005年 05月
著者 中島 章夫 日本工学院専門学校臨床工学科
【 要旨 】 1987年に臨床工学技士法が制定され18年が経過し,臨床工学技士有資格者が20,054名となった.臨床工学技士の周辺動向を含め,就職活動について教育養成の立場から述べる.臨床工学技士法施行後の医療技術の進歩や医療を取り巻く社会・行政の変化などを考えると,本邦における「臨床工学技士法」は絶妙のタイミングで誕生したと思われる.臨床工学技士の教育養成は,1987年に約600名,11施設での養成から始まり,2004年4月現在では約2,000名,47施設となっている.本校臨床工学科は2004年3月までに約1,800名余の有資格者を輩出し,全国にて活躍している.ここ10年間の本校への求人を見ると,業務内容では血液浄化関連業務中心から「ME機器管理業務」を標榜する施設の増加,医療機関別では公立病院の増加が特徴としてあげられる.今後活躍しうる臨床工学技士の養成を考えると,現状の養成教育だけでは医療社会に貢献し続けることは不可能であり,早急に臨床工学技士の「生涯教育制度」を構築していくことが必要であると考えている.
Theme Current Status in Clinical Engineering Technologists
Title Present state of employment for clinical engineering technologists and outlook for future
Author Akio Nakajima Department of Clinical Engineering, Nippon Engineering College
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