臨牀透析 Vol.17 No.5(2-5)


特集名 クリニカルパスの透析医療への応用
題名 CAPD療法におけるクリニカルパス使用の効果 -- CAPD看護における経済性を考えて
発刊年月 2001年 05月
著者 新治 純子 甲南病院人工腎臓部・看護婦
【 要旨 】 CAPD療法における患者・家族への教育,管理などは重要で,従来それに費やす時間や指導内容をマニュアル化し実施してきた.クリニカルパスを作成し,過去3年間に導入した27例を振り返ると4パターンに分けられた.今回は,この中から一般的症例の経過に経済性を加え評価したので報告する.
対象は理解力良好な2症例にパスを使用.看護に要した時間と労働対価を加え分析した.1例はカテーテル位置異常により再手術を行ったが,教育時間や術後経過は2例とも順調に経過した.看護行為別区分は過去のCAPD患者でみると,直接的看護が90%を占めること,身体的障害や理解力により教育時間が変化することを考えると,今後は4パターンに区分され,それに対応したパスが必要である.
CAPDクリニカルパスを使用して効果的な患者教育や経済性が高まれば,看護婦自身の労働意欲にも繋がりCAPD看護の果たす役割も大きい.
Theme Application of Clinical Path for Dialysis Treatment
Title Clitical path to CAPD treatment -- in consideration of medical economy
Author Junko Niiharu Department of Nursing, Konan Hospital
[ Summary ] No Summary
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