臨牀透析 Vol.16 No.12(5)


特集名 超高齢化時代の透析看護
題名 超高齢透析愚者の維持透析
発刊年月 2000年 10月
著者 村上 トキ子 岩手クリニック水沢水沢腎センター・看護婦
著者 尾上 文枝 岩手クリニック水沢水沢腎センター・看護婦
【 要旨 】 水沢腎センターは開設25年になる.多くの高齢腎不全患者の血液透析導入,維持透析を経験した.高齢者は一般に症状変化に反応が鈍く,気がついた時にはショック状態のことがあった.現在はほとんどみられない状態である.快適な透析者生活を維持するため,私たちスタッフは次のことに心がけている.
(1) 連絡ノートの活用(家庭での変化を知る),(2) 入室から退室までの観察(歩き方,顔色,動き等),(3) データ説明(患者にあった言葉と内容),(4) 透析中の変化の早期発見(ベッドサイドでの頻回観察),(5) ECGモニター監視,(6) 急激な除水は避ける(時間延長もある),(7) 食事摂取時のAC生理食塩水注入(体内循環血液量の減少予防),(8) 降圧予防薬服用(リズミック(R)等),(9) 低温透析液(34,0~35,0°C),(10) Naインフューザーの使用(個人にあったNaCI濃度プログラム).
おもな事項をかかげたが,高齢透析患者をもつ家族にも心がけが必要であり,受け持ち制で良い結果を得ている.
Theme Degree of Dialysis Nursing Care for Old-old Population is Growing Rapidly
Title Long-term hemodialysis therapy for the aged patients over 80 years old
Author Tokiko Murakami Mizusawa Kidney Center, Iwate Clinic Mizusawa
Author Fumie Onoe Mizusawa Kidney Center, Iwate Clinic Mizusawa
[ Summary ] No Summary
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