特集名 | 透析看護 -- 質の改善をどう追求するか | |
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題名 | 質の改善への取組み (1) "セカンド"を育てる [1] 中堅看護婦の育成を阻むローテーションの現状 | |
発刊年月 | 1998年 03月 | |
著者 | 田村 幸子 | 金沢医科大学病院透析センター・看護婦 |
【 要旨 】 | 昨今,社会的にも質の高い看護を保証する必要が出てきた.日本看護協会は専門看護師制度を発足させた.これらの状況のなか,透析ケアにあたる臨床看護婦(ことに中堅層)の育成を阻む要因を考えた. 日本の透析施設は,7割が市立病院と市立診療所で占められており,患者の8割弱がそこで透析を受けている.これらの施設では准看護婦も多く従事しており,しかも系統だった卒後教育のシステムは存在しない.また,われわれの行った調査からは,透析看護婦の頻回なローテーションの現状がわかった.しかも,本人の意志によるものではなく「管理者の意向による」が9割弱を占めていた.一方,日本看護協会の専門看護師,認定看護師制度のなかには,いまだに腎不全関連の分野は特定されていない. 臨床の中堅看護婦を育成するためには,頻回なローテーションをやめ,育成に力を注ぐことが必要である.卒後教育としては,自主学習能力を高める方法に切り替えるほうが効果的である.また,現在の専門看護師制度では,現場で従事する看護婦の質の向上には,役立ちにくい.幅広い中堅看護婦の育成カリキュラムや実践能力評価方法を確立する意味からは,日本腎不全看護学会の果たす役割が期待される. |
Theme | Dialysis Nursing -- How can we pursue the improvement of the quality of nursing | |
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Title | Training "the second" nurse -- The disturbing factors to develop for nurses in present conditions of rotation | |
Author | Sachiko Tamura | Department of nursing, Kanazawa Medical University Hospital |
[ Summary ] | No Summary |