臨牀消化器内科 Vol.39 No.5(2-4-8)


特集名 肝細胞癌の集学的治療
題名 肝細胞癌治療の実際 (4) 薬物療法 ⑧ 薬物療法の将来展望
発刊年月 2024年 05月
著者 池田 公史 国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
【 要旨 】 肝細胞癌に対する薬物療法は,マルチキナーゼ阻害剤から免疫療法の時代へと変化してきた.時代の変遷に合わせて,新規抗癌剤の開発も免疫療法が中心に行われている.また,薬物療法の開発は,advanced stageの一次治療,二次治療以降のみならず,intermediate stageの肝動脈化学塞栓術と薬物療法の併用療法,early stageの切除/穿刺局所療法後の補助療法,そして,切除可能例やborderline resectable例に対する術前治療へと薬物療法の適応範囲が広がってきている.肝細胞癌の治療を考えるうえで薬物療法は常に念頭に置いておく必要がある治療法となっている.
Theme Multidisciplinary Treatment of Hepatocellular Carcinoma
Title Future Perspective of Systemic Therapy for Hepatocellular Carcinoma
Author Masafumi Ikeda Department of Hepatobiliary and Pancreatic Oncology, National Cancer Center Hospital East
[ Summary ] No Summary
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