臨牀消化器内科 Vol.39 No.1(1-1)


特集名 消化器内視鏡診療における鎮静
題名 総論 (1) 消化器内視鏡の鎮静に用いる薬剤
発刊年月 2024年 01月
著者 市島 諒二 日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野
【 要旨 】 消化器領域では,内視鏡診療における鎮静薬の需要が高まっている.日本消化器内視鏡学会からの申請により,ミダゾラムの保険適応外使用が認められたものの,保険適用を取得している薬剤はデクスメデトミジンのみであり,消化器内視鏡鎮静における環境が整っているとは言い難い.新規ベンゾジアゼピン系薬剤であるレミマゾラムの医師主導治験も終了し,承認申請に向けて準備が進んでいる.そのような状況にあり,内視鏡医が鎮静薬,鎮痛薬の特性,使用方法,モニタリング方法をしっかりと理解したうえで,安全な診療を行うことが今まで以上に求められる時代となっている.
Theme Sedation in Gastrointestinal Endoscopy
Title Drugs Used for Sedation in Gastrointestinal Endoscopy
Author Ryoji Ichijima Division of Gastroenterology and Hepatology, Department of Medicine, Nihon University School of Medicine
[ Summary ] No Summary
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