臨牀消化器内科 Vol.38 No.13(13)


特集名 胆膵の画像・内視鏡診断の進歩―早期診断と正確な診断のために
題名 胆膵疾患におけるAI診断はどこまで進んだか？
発刊年月 2023年 12月
著者 桑原 崇通 愛知県がんセンター消化器内科部
著者 原 和生 愛知県がんセンター消化器内科部
著者 水野 伸匡 愛知県がんセンター消化器内科部
著者 羽場 真 愛知県がんセンター消化器内科部
著者 奥野 のぞみ 愛知県がんセンター消化器内科部
著者 清水 泰博 愛知県がんセンター消化器外科部
【 要旨 】 人工知能（AI）は，医療分野に応用されつつある．AIは機械学習やdeep learningなどの技術で開発されるが，その進化は著しい．胆膵領域におけるAIはCTから膵実質を検出するAIが市販化されているが，胆膵疾患を診断するAIは市販化されていない．文献レベルでは膵疾患AIの開発は多岐にわたっており，膵腫瘍，膵嚢胞，膵炎などの検出や鑑別に関するものがある．一方，胆道疾患AIは膵疾患AIよりも開発が進んでおらず，胆嚢ポリープや胆道癌などの診断に使用した報告が散見されるのみである．胆膵疾患は有病率が低いためAIの開発・製品化にはさまざまな障壁が存在するが，AIは今後の医学発展に必須の技術であり効率的な製品開発法の検討が必要である．
Theme Progress in Radiological and Endoscopic Diagnosis for Pancreatobiliary Diseases
Title Advancements in AI-based Diagnosis for Pancreatobiliary Diseases
Author Takamichi Kuwahara Department of Gastroenterology, Aichi Cancer Center Hospital
Author Kazuo Hara Department of Gastroenterology, Aichi Cancer Center Hospital
Author Nobumasa Mizuno Department of Gastroenterology, Aichi Cancer Center Hospital
Author Shin Haba Department of Gastroenterology, Aichi Cancer Center Hospital
Author Nozomi Okuno Department of Gastroenterology, Aichi Cancer Center Hospital
Author Yasuhiro Shimizu Department of Gastroenterological Surgery, Aichi Cancer Center Hospital
[ Summary ] No Summary
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