臨牀消化器内科 Vol.36 No.7(7)


特集名 〈最新〉NAFLD/NASH診療ガイドラインを読む
題名 NAFLDの非侵襲的肝線維化診断とフォローアップ体制
発刊年月 2021年 07月
著者 芥田 憲 虎の門病院肝臓内科
【 要旨 】 NAFLD症例の生命予後を規定する因子として肝臓の線維化進行度は重要である.しかし,全例で肝生検の病理診断を行うことは現実的でなく,いかに簡便かつ侵襲の少ない方法で線維化進行例を絞り込むことができるかが重要となる.2020年に改訂されたガイドラインでは,低侵襲な肝線維化診断法として,採血検査ではFIB-4 indexとNFSによるスコアリング,画像検査では超音波やMRIを用いたエラストグラフィが提案されている.さらに,肝線維化進展例の拾い上げフローチャートは,実臨床で多数経験する健康診断や人間ドックの脂肪肝や,かかりつけ医が外来で多数フォローアップしている代謝性の危険要因を有する症例から危険なNAFLDを漏れなく拾い上げる目的で作成されている.
Theme Points of Japanese NAFLD/NASH Practice Guideline
Title Non-invasive Test for the Diagnosis of Liver Fibrosis in Patients with Nonalcoholic Fatty Liver Disease, and Follow-up Strategy
Author Norio Akuta Department of Hepatology, Toranomon Hospital
[ Summary ] No Summary
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