特集名 | 胆管癌診療の現況 | |
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題名 | 肝内胆管癌の診断・治療のトピックス | |
発刊年月 | 2021年 10月 | |
著者 | 有泉 俊一 | 東京女子医科大学消化器・一般外科 |
著者 | 山本 雅一 | 社会医療法人中山会宇都宮記念病院 |
【 要旨 】 | 「肝内胆管癌診療ガイドライン(2021年版)」が発刊され,肝内胆管癌の治療アルゴリズムも作成された.肝内胆管癌の手術成績は改善し,とくに最適な手術適応である単発かつリンパ節転移陰性の5年生存率は約60%に達する.一方,多発(肝内転移)かつリンパ節転移陽性では5年生存が見込めず手術非適応である.単発かつリンパ節転移陽性であれば手術成績は改善し5年生存率は約30%であり,ボーダーライン手術適応である.多発(肝内転移)かつリンパ節転移陰性も5年生存率約30%であり,ボーダーライン手術適応である.近年,根治手術例では術後補助化学療法の有用性が報告され,新しい診療ガイドラインでも推奨された.しかし術前化学療法(ネオアジュバント)については確立しておらず今後の検討が必要である.2021年より分子標的治療薬が保険適用となり,切除後再発に対する新たな治療として期待される. |
Theme | Current Status of Management of Bile Duct Cancer | |
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Title | Topics of Intrahepatic Cholangiocarcinoma | |
Author | Shun-ichi Ariizumi | Department of Surgery, Institute of Gastroenterology, Tokyo Women's Medical University |
Author | Masakazu Yamamoto | Utsunomiya Memorial Hospital |
[ Summary ] | No Summary |