臨牀消化器内科 Vol.35 No.6(10-3)


特集名 消化管疾患のER -- 診断と治療のポイント
題名 対応に苦慮する腹部救急対策 (3) 排便障害,身体表現性障害に伴う救急医療
発刊年月 2020年 06月
著者 水城 啓 東京シーフォートスクエアクリニック内科
著者 永田 博司 けいゆう病院
【 要旨 】 慢性便秘症に伴う救急外来受診者は少なくはない.米国では医療現場および医療経済における負担の増加が問題視されている.受診の契機では腹痛がもっとも多かった.「慢性便秘症診療ガイドライン」では病態から大腸通過時間正常型・大腸通過遅延・便排出障害に分類された.しかし実際には,便排出障害は他の二つの病態に合併していることも多く,このような場合には便排出障害の治療を優先すべきであることがあまり理解されていない.直腸診は便排出障害の診断において重要であるが,臨床の現場でなかなか施行されていないのが現状である.さらに便排出障害の治療法であるバイオフィードバック療法も一般に普及していないのが現状である.
Theme Emergency Care for Patients with Gastrointestinal Diseases
Title Emergent Medicine of Defecation Disorder and Physical Expression Disorder
Author Akira Mizuki Department Internal Madecine, Tokyo Seafort Square Clinic
Author Hiroshi Nagata Keiyu Hospital
[ Summary ] No Summary
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