臨牀消化器内科 Vol.35 No.13(3-1)


特集名 肝硬変診療の新時代
題名 肝硬変合併症の診断と治療 (1) 肝硬変の腹水治療
発刊年月 2020年 12月
著者 近藤 泰輝 仙台厚生病院肝臓内科/仙台厚生病院肝腫瘍治療センター
著者 諸沢 樹 仙台厚生病院肝臓内科
【 要旨 】 肝硬変に対する腹水治療には大きく,利尿薬を用いた薬物治療と各種手術,画像下治療(IVR)に分けられる.利尿薬を用いた腹水治療は,以前よりフロセミドとスピロノラクトンを用いた治療が行われてきたが,近年,水利尿を促すトルバプタンが登場することにより,以前より腹水治療の選択肢が広がった.難治性腹水についてはグレード3でコントロールが難しければ,手術,IVR治療によるコントロールも考慮していく.それぞれの治療の長所と短所をよく理解した上で治療を行うことが重要である.
Theme Diagnosis and Treatment of Cirrhosis: The Beginning of a New Era
Title Treatment of Ascites in Liver Cirrhosis
Author Yasuteru Kondo Department of Hepatology, Sendai Kousei Hospital / Treatment Center for Liver Cancer, Sendai Kousei Hospital
Author Tatsuki Morosawa Department of Hepatology, Sendai Kousei Hospital
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