臨牀消化器内科 Vol.35 No.10(2-3)


特集名 分子標的時代のIBD診療 -- IBDの寛解導入,寛解維持の実践
題名 クローン病に対する寛解導入と寛解維持 (3) クローン病に対する寛解維持療法と薬剤使用のコツ
発刊年月 2020年 09月
著者 石田 哲也 石田消化器IBDクリニック
【 要旨 】 クローン病は若年で発症し,慢性で進行性の病気のため治療は長期にわたる.2002年のインフリキシマブの登場以来生物学的製剤を中心とした治療は飛躍的に進歩し,クローン病の自然史は改善され患者のQOLは向上している.現在まで新しい薬剤,使用方法が次々に臨床に登場しわれわれは一つひとつの特徴を熟知し患者の病態をよく理解したうえで治療方法を患者に応じて当てはめることが必須である.長い治療期間中にはさまざまな問題が生じてくる.とくに重要なのは2次無効と副作用であり的確な対処が必要である.また経過中に手術を経験する患者は術後の対応がその後の予後を左右するので周術期に患者の病態をよく把握し術後の検査治療に臨むことが肝要である.
Theme IBD Management in Biologic Ere -- Induction and Maintenance of Remission Phase
Title To Achieve Long—term Remission for Crohn's Disease Patient
Author Tetsuya Ishida Ishida IBD Clinic
[ Summary ] No Summary
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