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● 楽しく学べる鈴木節をご堪能ください
CKD-MBD うんちく話
- 【著】
鈴木 正司
- 【ISBN】
978—4—88875—332—6
- 【本体価格】
2,400円
- 【刊行年月】
2026年 05月
- 【版組】
- 【ページ数】
498ページ
- 【在庫】
あり
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- 本書『CKD-MBD うんちく話』は教科書的な内容を意識して書いたものではない.ROD(腎性骨異栄養症)やCKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常)に関心をもつ透析医療のスタッフの方々を意識して,「知っておいてもらいたい話」やそれにまつわる「知らなくてもよい」話を,季刊誌「腎と骨代謝」や月刊誌「臨牀透析」誌に折々に連載したものである.
* 本書は,「腎と骨代謝」Vol.18 No.3~Vol.32 No.4に連載した「Co-medical staffs のためのROD」および「臨牀透析」Vol.42 No.3,42 No.4 に掲載した「CKD-MBD うんちく話」をまとめ直し,書き下ろしを加えて書籍化したものです.
主な内容
- 第1章 RODからCKD-MBDへ
- ROからCKD-MBDへの転換
- 第2章 骨
- 1.『解体新書』の中の骨
- 2.ふたたび「北京原人の骨」を巡って―「周口店遺跡」に繫がる偶然の連鎖
- 3.大英自然史博物館展で,Sir Richard Owen を再考する
- 4.骨は単なる支持組織ではなく,内分泌組織である
- 5.恐竜の体温は36~38℃で,われわれの体温とほぼ同じであった…骨の化石は語る
- 6.骨代謝と糖・エネルギー代謝の間ではcross-talk が交わされている
- 第3章 骨粗鬆症と骨折
- 1.「骨質」―新たな概念の登場で変わる骨粗鬆症
- 2.胃酸分泌を阻害する薬は,骨折を増加させる?
- 3.長期の無尿と不活動にかかわらず冬眠中の熊は骨塩量が低下しない
- 4.「動脈硬化のペニシリン」ともいわれるスタチンが骨粗鬆症に効く?
- 5.CKD・ESRD患者の骨折頻度は治療の進歩により低下しているか?
- 6.骨粗鬆症の予防には肥満が有効か?
- 7.骨粗鬆症治療で2型糖尿病の発症リスクが減少する?
- 8.CKD・透析患者への骨折対策がようやく動き出した?
- 第4章 金属元素の過不足とその影響
- 1.イタイイタイ病のその後は?
- 2.アルミニウムは骨の重篤な傷害を引き起こす―アルミニウム骨症
- 3.忘れられたアルミニウム蓄積症が眼を覚ますか?
- 4.鉄の過剰も骨病変を引き起こす―骨軟化症(鉄骨症)
- 5.鉄の静注が高度の低リン血症と骨軟化症の発症を招く
- 6.亜鉛は意外に身近な必須微量元素である
- 第5章 ビタミンD,カルシミメティクス,カルシウム
- 1.ビタミンDによる副甲状腺細胞のビタミンD受容体刺激療法
- 2.現代の一般人でもビタミンD摂取が不足している?
- 3.ビタミンD治療効果のメタ解析結果が問うもの―本当にCKDでのビタミンD投与は有用なのか?
- 4.腸管でのCa吸収の7割はビタミンDとは無関係
- 5.ビタミンDは「転ばぬ先の杖」か?
- 6.ビタミンDの「非古典的作用」…CKD患者の死亡リスクを減らす
- 7.ビタミンDとレニン-アンジオテンシン系
- 8.ビタミンDはヘプシジン産生を抑制して,貧血改善に寄与しているようだ
- 9.「ビタミンDが骨を丈夫にする」のは本当か?
- 10.高齢者の転倒にはビタミンDの欠乏が関与しているのか?
- 11.「転ばぬ先の杖」も…「過ぎたるは及ばざるがごとし」か?
- 12.尿酸値が高いと活性型ビタミンDが低下する?
- 13.血中カルシウム濃度は生命予後に関わるといわれるけれど
- 14.カルシミメティクスはPTHを低下させるが,骨組織にも直接作用する
- 第6章 カルシトニンと副甲状腺ホルモン
- 1.プロカルシトニン(カルシトニン前駆蛋白)は細菌感染症での死亡を増悪させる
- 2.出番が失われた?…カルシトニン
- 3.腎不全でのカヘキシーの発症には…PTH が関与する?
- 4.高いPTHは何をもたらす?
- 第7章 リンとFGF23
- 1.慢性腎臓病でなくても血清リンの高値は心血管疾患のリスクとなる?
- 2.コーラ飲料の多飲は虫歯よりも骨折リスクを増やす?
- 3.透析患者にとっての「外食」は「害食」か?
- 4.リンの蓄積こそが老化の本態である…かもしれない
- 5.噓と思われるでしょうが,リンは枯渇しかかっている!…地球規模での話
- 6.元素周期律表ではリンも砒素も同じグループである
- 7.猛毒の砒素をリンの代わりに利用する生命体がいる?
- 8.高P血症に対し…安易なたんぱく摂取制限は患者の生命予後を悪くする
- 9.リン吸着薬からリン吸収阻害薬の時代へ
- 10.鉄剤の投与は血清リンの低下に繫がるのか?…そこにFGF23の関与は?
- 11.低リン血症…どんな場面で遭遇する?
- 12.リン利尿ホルモン…FGF23とは何者で,何をしている?
- 13.老化抑制は高リン血症の対策に通じる
- 第8章 軟部組織の石灰化
- 1.「カルシウム移動説」と軟部組織の石灰化
- 2.Ca×P積は「トロイの木馬」か?
- 3.Fetuin-Aをめぐるその後の話題
- 4.簡単な無機リン酸化合物が血管石灰化の救世主になりうるか?
- 5.本の透析医の60%が知らない―Calciphylaxis(カルシフィラキシス)
- 6.水道管の「水垢防止薬」は腎不全の血管石灰化抑制にも有効か
- 7.血管石灰化へ試みられる対策…およびその効果
- 8.やはりCa×P積は「トロイの木馬」で,CPPこそが本命だ!
- 第9章 その他のうんちく話
- 1.オクリカンキリ
- 2.亀の飼育には日光浴が必須?
- 3.地球温暖化とカルシウムとの関わり
- 4.「パスツール以来の大きな謎」が解明された?
- 5.副甲状腺細胞のミトコンドリアは17万年前から変わらない?
- 6.RI検査から「レベル7」の原発事故を再考する
- 7.Fetuin-Aにはもうひとつの顔がある
- 8.ホタテ貝や珊瑚礁がなくなる?…地球温暖化が進むと