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★ 肝生検読影のコツを伝授
組織パターンに基づく肝生検の病理診断
- 【著】
全 陽 Yoh Zen, MD, PhD, FRCPathKing's College Hospital 肝臓病理学教授.金沢大学,神戸大学での勤務を経て,2018 年から現職.日本と英国で病理専門医の資格を持つ.
- 【ISBN】
978-4-88875-313-5
- 【本体価格】
6,800円
- 【刊行年月】
2019年 05月
- 【版組】
B5判
- 【ページ数】
192ページ
- 【在庫】
あり
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内容
- 非腫瘍性肝疾患が作り出す組織変化は非線形であり,マニュアルやガイドラインでは対応できない.複雑な形態変化から疾患名に到達する作業には知識だけでなく,経験に裏打ちされた「コツ」が必要となる.筆者はこれまでに多くの肝疾患の診断経験があり,おそらく他の病理医と比較すると2桁か3桁は多い症例数だろう.その経験を通して会得した「コツ」を伝授したいと考えたのが本著を執筆したきっかけである.(序文より抜粋)
目次
- 第1章 非腫瘍性肝疾患の病理診断で用いる用語
- 第2章 “組織パターン”に基づく肝生検診断法
- 1.なぜ,組織パターンか?
- 2.組織パターンに基づく肝生検診断法
- 3.急性肝炎型vs. 慢性肝炎型
- 4.慢性肝炎型vs. 慢性胆汁うっ滞型
- 5.Interface activityの評価
- 6.オルセイン染色
- 第3章 症例検討 (25症例)
- 第4章 各疾患で見られる代表的病理所見
- 1.肝炎ウイルスによるウイルス性急性肝炎
- 2.肝炎ウイルスによるウイルス性慢性肝炎
- 3.薬剤性肝障害
- 4.自己免疫性肝炎
- 5.原発性胆汁性胆管炎
- 6.原発性硬化性胆管炎
- 7.IgG4関連硬化性胆管炎
- 8.アルコール性肝障害
- 9.非アルコール性脂肪性肝疾患
- 10.ヘモクロマトーシス
- 11.ウィルソン病
- 12.サルコイドーシス
- 13.非硬変性門脈圧亢進症
- 14.先天性肝線維症
- 15.バッド・キアリ症候群
- 16.Veno-occlusive disease/Sinusoidal obstruction syndrome
- 17.移植片対宿主病(Graft-versus-host disease)
- 18.アミロイドーシス
- 19.胆管消失症候群
- 20.肝炎ウイルス以外のウイルス感染