Japan Polyp Study参加施設を中心にまとめた


内視鏡医のための大腸ポリープマネジメント

発見・診断・治療からサーベイランスまで

本書は新時代を切り拓いてきた大腸内視鏡の精鋭達が,これまでのグローバルな視点を担保しつつ,わが国で培われてきたdetail colonoscopyの真髄を,大腸ポリープのマネジメントという,がん診断の原点に立ち返って著したものであり,現在,欧米にも受け入れられつつある日本発の研究成果がふんだんに収められている.(推薦の言葉 吉田 茂昭 先生より抜粋)
主な内容
第1章 大腸ポリープの疫学,病理
自然史 —大腸癌発生に関する歴史的経緯を中心に/疫学/病理診断/病態 —局在と形態から考える
第2章 大腸ポリープの発見と鑑別診断
発見率向上のためのStrategy/腫瘍・非腫瘍の鑑別/腺腫・癌の鑑別/深達度診断/注意すべき病変の診かた
第3章 大腸ポリープの内視鏡治療
内視鏡治療のStrategy/内視鏡治療の種類と特徴/大腸SM癌摘除後の病理学的評価、追加外科切除基準--現行ガイドラインとその問題/抗血栓薬内服者の取り扱い
第4章 エビデンスに基づく大腸ポリープ摘除後のサーベイランス
Japan Polyp Studyの結果からみたポリープ摘除後のサーベイランス/National Polyp Studyと海外ガイドラインでの取り扱い
第5章 大腸内視鏡を用いた大腸癌スクリーニングの試み
秋田STUDY/新島STUDY/海外における臨床試験
第6章 大腸内視鏡のQuality controlに向けて
大腸内視鏡のQuality indicator/内視鏡の大規模データベース/初心者に対する大腸内視鏡治療のトレーニング
付録 大腸ポリープ診療のための主要文献60編の解説