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大腸疾患NOW2015《大腸癌取扱い規約》第8版の改訂のポイント/大腸の神経内分泌腫瘍(Neuroendocrine tumor;NET)
- 【編集主幹】
杉原 健一
- 【編集】
五十嵐 正広,渡邉 聡明,大倉 康男,編集顧問:武藤徹一郎
- 【編集顧問】
武藤 徹一郎
- 【ISBN】
978-4-88875-275-6
- 【本体価格】
7,500円
- 【刊行年月】
2015年 01月
- 【版組】
B5
- 【ページ数】
200ページ
- 【在庫】
なし
※電子版のみございます。
-
序文より抜粋
- 本書では,「大腸癌取扱い規約第8版の改訂のポイント」,「神経内分泌腫瘍(Neuroendcrine tumor; NET)」を取り上げた.前者は,従来の大腸癌取扱い規約を踏襲しつつTNM分類との整合性を図るように改訂され,また,「大腸癌治療ガイドライン」との役割分担がおこなわれた.本書ではこれらの点に関して,簡潔・明瞭に解説されている.一方,後者では2010年にWHOが消化管の内分泌腫瘍の分類を刷新したことから,従来の日本での分類との整合性をどのように図るかが問題となっており,本書では第80回大腸癌研究会(当番世話人 落合敦志先生)でのアンケート調査を含め,NETの解説がなされている.
主な内容
- テーマ1:《大腸癌取扱い規約》第8版の改訂のポイント
- 1.総論
- 2.神経侵襲(PN)
- 3.リンパ節構造のない壁外非連続性癌進展病巣(EX)
- 4.簇出(budding/sprouting)
- 5.Tisの取り扱いと問題点
- テーマ2:大腸の神経内分泌腫瘍(Neuroendocrine tumor;NET)
- 1.消化管内分泌細胞腫瘍の概念とその分類-WHOと日本の消化管癌取扱い規約分類との対比
- 2.NETの病理診断
- 3.NETの治療方針
- 4.カルチノイドの内視鏡的摘除手技
- EVLデバイスを用いたEMR-L法/キャップ吸引法/2チャンネル法/ESD
- 5.第80回大腸癌研究会:アンケート調査より
- 大腸内分泌腫瘍における病理組織診断の現状調査,および新WHO分類の有用性に関する多施設アンケート調査
- 6.第80回大腸癌研究会:優秀演題より
- 直腸カルチノイドに対する内視鏡治療適応の検討~新WHO分類に基づいて~
- 7.NECの臨床
- ●大腸癌研究会の研究成果より
- 遠隔転移のない切除可能な進行下部直腸癌の治療
- 術前化学放射線療法後の下部直腸進行癌切除に対する病理組織学的な至適切除範囲の検討
- 切除不能大腸癌肝転移に対するConversion therapyの短期・長期成績
- 大腸癌バイオマーカーとしての血中microRNAs
- 直腸癌に対する術前化学放射線療法の局所制御効果予測