DIAGNOSIS & ESD

胆膵内視鏡診療の実際

標準的検査法と手技のコツ

【監修】中島正継
【編集】安田健治朗
【ISBN】 978-4-88875-217-6
【本体価格】 10,000円
【刊行年月】 2009年 05月
【版組】 B5判並製
【ページ数】 284ページ
【在庫】なし

胆膵内視鏡診療が行なわれる臨床場面で，検査法選択のための戦略や考え方，標準的な手技の解説から成功に導くためのコツ，手技や経過観察における留意点，偶発症予防やその対応，困ったときの対応を記載した．今日の標準的な考え，手技を記載したうえで，執筆者やその施設の独自の工夫についても述べていただいた．
この一冊が，胆膵内視鏡診療を目指す医師にとって，胆膵内視鏡に理解を深め，また，内視鏡診療が身近になり，かつ，内視鏡処置時に指導医としての役割を果たすことができるものを目的とした．

主要内容

I. 総論

総説

- 胆膵画像診断法ー考え方と選択
- 胆膵画像診断の実際―US
- 胆膵画像診断の実際―CT,MRI（MRCP)
- 胆膵疾患診療における内視鏡的手法の役割
- 胆膵内視鏡―インフォームドコンセントとリスクマネージメント
- 胆膵内視鏡教育
検査・治療手技の標準とコツ
- ERCP検査の実際―標準手技と診断のコツ
- ERCP関連手技の実際―生検・細胞診からEST・EPBD・EPSTまで
- 胆膵EUS画像診断の実際―標準走査と診断
- 膵胆道病変のEUS-FNA診断の実際―標準手技

II. 各論

胆道

- ERCPによる胆道癌診断
- EUS・IDUSによる胆道腫瘍診断
- 経乳頭的胆嚢・胆管鏡診断
- 経皮的胆管鏡による診断と治療
- 経皮的胆嚢鏡と胆嚢EUS診断
- ESTによる胆道結石治療のコツ
- EPBDによる胆道結石治療のコツ
- 術後消化管における結石治療の工夫
- 胆道ステントの実際

膵臓

- 内視鏡による慢性膵炎の早期診断--ERCPからEUSまで
- 膵管癌の鑑別診断--ERCPからEUSまで
- 嚢胞性膵病変診断
- 経乳頭的膵管鏡診断
- 自己免疫性膵炎の内視鏡診断--ERCPからEUS-FNAまで
- 内視鏡的膵石治療の現状
- 膵管ステントの実際
- 経乳頭的膵仮性嚢胞ドレナージとEUS下ドレナージの実際
- 膵癌に対するEUS-FNIによる腹腔神経叢ブロック

乳頭部

乳頭部腫瘍の診断
乳頭部腫瘍の内視鏡治療