消化管病理標本の読み方 改訂第2版

  • 【編集】 中村 眞一
  • 【ISBN】 978-4-88875-213-8
  • 【本体価格】 10,000円
  • 【刊行年月】 2008年 08月
  • 【版組】 B5判
  • 【ページ数】 228ページ
  • 【在庫】 なし

主要内容
1．病理診断の書き方と読み方
  • 病理報告書の構成要素／病理診断の書き方／病理診断の記載例
2．臨床診断と標本の処理
  • 病理診断材料を得る前に―臨床の立場から／生検の理想と問題点／標本の取り扱い／回収から伸展固定の実際
3．食 道
  • 正常構造／診断名の使用法／発生異常／炎症，びらん，潰瘍／Barrett食道／良性腫瘍／悪性腫瘍
4．胃
A．非腫瘍性病変
  • 正常組織／胃炎／びらん ・潰瘍／ポリープ ／胃黄色腫／異所性組織
B．腫瘍性病変
  • 胃生検標本の見方／胃腺腫／胃癌／胃腺腫，胃癌と鑑別を要する病変あるいは胃癌の診断が困難な病変
C．残胃病変
  • 残胃炎／残胃の癌
5．十二指腸・小腸
  • マクロ解剖学／正常組織像
    • ■十二指腸の病理
  • 十二指腸炎／知っておくべき十二指腸非腫瘍性疾患の組織所見／十二指腸の腫瘍様病変／十二指腸の上皮性腫瘍（腺腫と腺癌）
    • ■空腸・回腸の病理
  • 吸収不良症候群／肉芽腫性炎症／血流障害が原因となる小腸疾患／発生機序のよくわからない潰瘍性病変／最近注目されている小腸病変／憩室症／空腸・回腸の腫瘍様病変と腫瘍
6．虫 垂
  • 正常組織／虫垂炎／腫瘍／悪性上皮性腫瘍／その他の病変
7．大 腸
A．炎症性疾患
  • 正常粘膜／IBDの病理診断／IBDの診断のための確認手順／潰瘍性大腸炎／クローン病／IBDの鑑別上重要な疾患／生検診断のポイントになる組織像のまとめ
B．非腫瘍性ポリープ
  • 過形成性ポリープ／炎症性ポリープ／Inflammatory myoglandular polyp／粘膜脱症候群／Cap Polyp／腸管気腫性嚢胞症／Colonic muco-submucosal elongared polyp
C．腫瘍性病変
  • 大腸腺種と粘膜内癌
8．消化管全般にわたる疾患
A．悪性リンパ腫
  • 胃MALTリンパ腫の診断基準と実際／除菌反応性と組織像／胃大細胞型リンパ腫／十二指腸の濾胞性リンパ腫／小腸のT細胞性リンパ腫／大腸のリンパ腫
B．消化管カルチノイド腫瘍
  • 基本構造／組織診断／取り扱い／分泌細胞腫瘍の概念
C．Gastrointestinal stromal tumor (GIST)
  • GIMTの分類／GISTのリスク分類／GIMTの各タイプの病理組織像／GISTの診断に用いる抗体は何を用いるか？／消化管のGISTの問題症例の解説／GIMT診断の診断工程
D．消化管ポリポーシス
  • 家族性大腸腺腫症／Peutz-Jeghers症候群／若年性ポリープ／ポリポーシス／Cronkheit-Canada症候群／Cowden病
9．消化管と遺伝子異常
  • 大腸癌／胃癌／食道癌／家族性消化管腫瘍／非上皮性腫瘍