かゆいところに手が届くような解説と定評のある書の改訂版.先進的な実践消化管内視鏡治療参考書


消化管内視鏡治療のコツとポイント 改訂第2版

改訂第2版では, ESDなど最先端の治療法も含め消化管内視鏡治療の全てを網羅し,内視鏡初学者を対象に従来の型通りの教科書ではかゆいところに手が届かない部分まで詳しく言及して解説した.本書はコンパクトで読みやすいが,内容の非常に濃いテキストであり,これから内視鏡治療に携わる先生はもとより内視鏡中級者あるいはコメディカルの方々にもお役に立てるものと確信している.
目 次
第I章 総 論
インフォームド・コンセント/Sedation/抗凝固薬などの休薬について
第II章 高周波発生装置の設定
エルベ/オリンパス/私の設定(食道/胃/大腸)
第IV章 咽頭・食道
咽頭のEMR,ESD/食道・胃静脈瘤(EVL/EIS)/食道癌に対する内視鏡治療の適応/食道のEMR(2チャンネル法/チューブ法/キャップ法)/食道のESD(Hookナイフ/Flexナイフ/TTナイフ)/食道癌に対するAPC/食道癌に対する光線力学療法(PDT)/食道穿孔に対する処置/食道狭窄に対する治療
第V章 胃・十二指腸
胃・十二指腸出血に対する処置/胃ポリペクトミー/胃癌に対する内視鏡治療の適応/胃のEMR〔2チャンネル法/キャップ法(EMRC法/EAM法)〕/胃のESD(ITナイフ/Hookナイフ/Flexナイフ/Flushナイフ)/胃穿孔に対する処置/PEG/PTEG/幽門狭窄に対する治療
第VI章 大 腸
前処置/大腸ポリペクトミー/大腸癌に対する内視鏡治療の適応と切除標本の根治判定基準/大腸のEMR(EMR/2チャンネル法/先端刺入法)/大腸のEPMR/大腸のESD/大腸出血に対する処置/大腸穿孔に対する処置/大腸狭窄に対する治療
第VII章 小 腸 -- ダブルバルーン内視鏡による内視鏡治療
コラム
小児に対する前処置/経鼻内視鏡の麻酔/スネアの使い分け/ムコゼクトーム/マンティスフック/ITナイフ(1と2の違い)/Bナイフ/Flushナイフ/Flexナイフ/Hookナイフ/バイポーラスネア/色素内視鏡/NBI観察 上部・下部/咽頭の観察方法/non-lifting sign/LST/CO2送気(上部消化管/下部消化管)/ホットバイオプシー/粘膜内点墨のコツ/点墨法のコツ(粘膜下)/局注のコツ/粘膜下局注のコツ/局注液選択のポイント/針状ナイフによる粘膜切開のコツ/ESD困難部位への対策;幽門輪/ESD困難部位への対策;噴門部/潰瘍瘢痕のある症例/胃粘膜下腫瘍に対する内視鏡的核出術のコツ/治療による出血の対処;止血鉗子/粘膜下剥離時の出血予防-予防に勝る対策はない/粘膜切開時出血への対応のコツ/回収法/大きな大腸穿孔に対するクリッピングのコツ/大腸EMR後のクリップ縫縮術/大腸腫瘍と生検/スネアを使った巾着縫合/S-Oクリップを用いた大腸ESDの工夫/食道全周性狭窄に対する解除/バイポーラ止血鉗子を消化管出血に応用する/大腸EMRの補助療法としてのAPC/切除標本の取り扱い(上部)/切除標本の取り扱い(下部)/実体顕微鏡観察法(下部)/ダブルバルーン内視鏡検査後膵炎/排泄されないカプセル内視鏡への対処.