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新しい透析骨症
【監修】
黒川 清
【編集】
深川 雅史
【ISBN】
4-88875-151-X
【本体価格】
8,600円
【刊行年月】
2003年 07月
【版組】
B5
【ページ数】
336ページ
【在庫】
なし
副甲状腺機能の調節と制御,ビタミンDとその誘導体の使い方,カルシュウム受容体作動薬やリン吸着剤の展望等々,この4年間に解明された病態,開発された薬剤は,その途上のものも含めると,膨大な量になる.本書は,これらの進歩をまとめる目的で,ほぼ全面的に新しい執筆者を集めて編纂された.
目 次
序 論
1. 透析骨症:臨床像の変遷黒川 清,深川 雅史
I. 1970年以前
II. 1970年代
III. 1980年代
IV. 1990年代
V. 21世紀最初の10年の方向性
2. 正常と腎不全における骨カルシウム代謝西沢 良記,田原 英樹
I. カルシウムの重要性
II. 生体内カルシウムの恒常性
III. カルシウムの調節機構
1. 副甲状腺ホルモン(PHT)
2. 活性型ビタミンD〔1α,25(OH)2D3〕
3. カルシトニン(calcitonin;CT)
IV. 骨におけるカルシウム代謝調節
1. 骨芽細胞とその調節機構
2. 破骨細胞とその調節機構
V. 腎不全下における骨カルシウム代謝異常
1. 二次性副甲状腺機能亢進症(2。HPT)
2. 副甲状腺機能低下症
3. 統計から見たわが国の透析骨症の現状と予後三和奈穂子,秋葉 隆
I. 透析骨症の現状
1. 線維性骨炎型
2. 無形成骨型
3. 骨軟化症型
II. 予後に関連する因子
1. カルシウム・リン積
2. 血清リン値
3. 血清カルシウム値
4. intact PTH
4. 透析患者と骨粗鬆症重松 隆,大塚 泰史
I. 透析患者の骨は深刻な状況である
II. 透析患者の骨粗鬆症の診断
1. 透析患者では骨粗鬆症の確診は難しい
2. 骨生検
3. 骨塩定量:DXAまたはDXEA
4. 透析患者におけるDXAによる骨塩定量
5. DXA以外の骨塩量測定法
III. 透析患者の骨粗鬆症の現況
IV. 透析患者における骨粗鬆症の治療
1. ビスフォスフォネート製剤
2. 性ホルモン製剤
3. PTH抑制とPTH製剤
4. その他の骨粗鬆症治療薬
5. 透析骨症の将来:何が変わっていくのか?根木 茂雄,秋澤 忠男
I. PTHの測定方法
II. PTHの目標値
III. 活性型ビタミンDとそのアナログ製剤および経口,静注療法の使い分け
IV. リン吸着薬
V. カルシウム受容体作動薬
VI. 副甲状腺インターベンション療法
VII. その他
VIII. 無形成骨
第I部 透析骨症の病態解明
1. 新しい病態の意味するもの深川 雅史
I. 副甲状腺機能亢進症の病態と管理
II. カルシウム・リンバランス
III. 血管の石灰化
IV. 無形成骨と骨のPTH抵抗性
2. 腎不全と副甲状腺過形成徳本 正憲,谷口 正智,平方 秀樹
I. 細胞周期の制御機構
II. 副甲状腺細胞増殖と細胞周期調節因子
III. カルシウム,リン・活性型ビタミンDと細胞周期調節因子
1. 細胞外カルシウムイオン濃度([Ca2+]e)と細胞周期調節因子
2. リンと細胞周期調節因子
3. 活性型ビタミンDと細胞周期調節因子
IV. 副甲状腺細胞の形質変化と細胞周期調節因子
1. カルシウム感受性の異常
2. カルシウム感受受容体の発現低下と細胞周期調節因子
3. カルシウム感受受容体の発現調節
4. 活性型ビタミンD抵抗性の機序
5. ビタミンD受容体の異常とCDKI
6. ビタミンD受容体の発現調節
V. 副甲状腺過形成の退縮機構
3. 副甲状腺の腫瘍化機構田原 英樹
I. 原発性副甲状腺機能亢進症
1. 家族性(familial)
2. 散発性(sporadic)
II. 二次性(腎性)副甲状腺機能亢進症
4. カルシウム感受機構とその異常矢野 彰三
I. 副甲状腺におけるカルシウム感受機構
II. 副甲状腺機能とset point異常
5. 腸管のリン吸収機構瀬川 博子,柳田 理恵,宮本 賢一
I. リンのバランス
II. 生体内におけるリンの意義
III. 小腸におけるリン吸収機構
IV. 腸管typeIIbナトリウム依存性リン酸トランスポーター
V. 腎不全時における調節変化
VI. ビタミンDによるtypeIIbトランスポーターの調節
6. 骨のPTHに対する抵抗性の分子機構石塚 香子,深川 雅史
I. 骨のPTHに対する抵抗性を生じる原因
1. 高リン血症による活性型ビタミンDの欠乏
2. 骨芽細胞でのPTH受容体数の減少
3. PTHフラグメントの影響
4. 破骨細胞分化抑制因子(osteoprotegerin)の蓄積
5. bone morphogenetic protein (BMP)-7の低下
6. insulin-like growth factor (IGF) binding protein (IGFBP)の異常
5. bone morphogenetic protein (BMP)-7の低下
7. 尿毒症毒素(UTx)の関与
7. 血管石灰化の細胞生物学塩井 淳
I. 血管石灰化の発症機構
1. 平滑筋細胞の変性と細胞死
2. 血管壁細胞の骨・軟骨形成細胞への分化
3. 血管石灰化におけるナトリウム依存症リン共輸送担体の役割
4. アルカリホスファターゼ(ALP)とnucleotide triphosphate pyrophosphohydrolase (NTPPPH)の役割
5. 炎症性細胞の役割
6. 血管石灰化の調節因子
II. 血管石灰化の動物モデルと骨関連蛋白の役割
1. ノックアウトマウスにおける血管石灰化
2. その他のモデル
8. 尿毒物質と骨カルシウム代謝山本 威久
I. 糖化最終産物(AGEs)
II. 副甲状腺ホルモン
III. その他の尿毒症物質
1. osteoprotegerin (OPG)
2. ADMA
第II部 透析骨症の診断と評価法
1. 総論:何をどのように評価するか?川口 良人
I. 病歴,薬歴,透析歴,臨床所見,日常生活の障害度
1. 病歴
2. 薬歴,透析歴
3. 身体所見・日常生活の障害度の把握
II. 画像診断,骨塩定量,骨組織診断
1. 画像診断
2. 骨塩定量
3. 骨組織診断
III. 血液中のカルシウム濃度,リン濃度のモニター
IV. 副甲状腺ホルモンの測定と副甲状腺ホルモン過剰による骨および骨外症状について
1. 副甲状腺ホルモンの適正値
2. 二次性副甲状腺機能亢進症の予防と治療―ヨーロッパのガイドライン
3. 副甲状腺ホルモン測定の問題点
4. 説明のできない高カルシウム血症とビタミンD
5. 説明のできない低カルシウム血症とビタミンD
2. 透析患者の骨代謝
(1)骨の形態と機能下村 淳子,網塚 憲生
I. 骨芽細胞の構造と機能
II. 骨細胞の構造
III. 骨芽細胞・骨細胞の機能を調節する因子(カルシウム調節因子)
IV. 骨芽細胞と骨細胞によるカルシウムの流出・流入の調節機構について
V. メカニカルストレスと骨形成
VI. 破骨細胞の微細構造と機能について
VII. 破骨細胞の分化について
(2)腎不全の骨では何が起こっているのか?―リモデリングの異常としての透析骨症風間順一郎,深川 雅史
I. 骨のリモデリング
II. 骨リモデリングとカルシウム代謝
III. 透析者におけるカルシウム代謝の変化
IV. 骨の対PTH抵抗性の増強
V. 透析者におけるリモデリング頻度の変化
VI. 透析者におけるリモデリングの質の変化
(3)骨の評価
a. 骨組織の評価風間順一郎,下条 文武
I. 骨生検検査の実際
II. 骨生検の評価法
1. 海綿骨の骨代謝動態計測法
2. 皮質骨の骨代謝動態計測法
3. 海綿骨の構築評価法
III. 全身的な代謝性骨障害の病理組織像
b. 透析患者の骨組織徳本 明秀
I. 線維性骨炎型
II. 骨軟化症型
III. 混在型
IV. 軽度変化型
V. 無形成骨型
c. 骨代謝マーカー吉村 和修,加藤 尚彦,重松 隆
I. 腎性骨症の分類
II. 骨代謝マーカー
1. 骨形成マーカー
2. 骨吸収マーカー
3. PTH測定法の問題点と進歩喜田 智幸,坂井 瑠実,深川 雅史
I. PTH測定法の変遷と問題点
II. PTHの新しい測定法
III. PTHフラグメントの生理作用
4. 画像診断
(1)骨曽根 照喜,福永 仁夫
I. 透析骨症の画像所見
1. 二次性副甲状腺機能亢進症
2. 骨軟化症,アルミニウム骨症
3. その他
II. 骨量測定による定量的評価
1. 測定法と測定部位の選択
2. 骨密度による骨折リスクの評価
3. 治療による骨密度の変化
(2)副甲状腺(超音波)貴田岡正史
I. 副甲状腺超音波断層検査の位置づけ
II. 超音波断層装置
III. 超音波断層検査の実際
IV. 判読のポイント
1. 病理学的変化
2. 解剖学的に見た描出のポイント
V. 診断のポイント
VI. ポータブル型超音波断層装置の臨床的有用性
VII. ハーモニックイメージング
VIII. 穿刺部位の同定と治療効果の判定
IX. 超音波造影法
(3)副甲状腺(シンチグラフィ,CT,MRI)福永 仁夫,大塚 信昭
I. 副甲状腺シンチグラフィ
II. 副甲状腺CT
III. 副甲状腺MRI
(4)血管石灰化の評価城野 修一,西沢 良記
I. 冠動脈石灰化
1. 心臓血管造影検査(CAG)
2. 血管内超音波(IVUS)
3. electron beam CT(EBCT)
4. multidetector-row CT(MDCT)
II. 大動脈石灰化
III. 頚動脈石灰化と末梢動脈石灰化
5. 遺伝子検査横山啓太郎
I. 遺伝子多型を測定する意義
II. 遺伝子多型の種類
III. SNPを用いた病気関連遺伝子の発見法
IV. 測定方法
V. 透析骨症と遺伝子多型
VI. 統計上の問題点
6. 透析患者のカルシウムバランス中西 昌平,深川 雅史
I. 透析患者におけるカルシウムバランス
1. 腸管
2. 透析液
3. 骨
II. 他の原因による高カルシウム血症
1. 異所性ビタミンD産生(肉芽腫性疾患)
2. 他疾患による骨からのカルシウム放出の増大
III. 塩酸セベラマーの登場
第III部 透析骨症の予防と治療
1. 総論:治療法の選択―欧米のガイドラインを中心に―鈴木 正司
I. ROD治療のガイドライン
II. EDTAによるROD治療ガイドラインの要点
1. 保存期慢性腎不全患者の場合
2. 透析患者の血清Ca,P,重炭酸イオン,ALP,Alの濃度に対応した対策
3. 透析患者のPTHレベルからの対策
4. 副甲状腺摘出手術の時期
III. K/DOQI素案の骨子
2. 保存期における予防と治療渡邊 有三
I. 腎性骨異栄養症の病態と発症時期
II. 二次性副甲状腺機能亢進症の予防と治療
III. ビタミンD欠乏に対する治療
IV. 低カルシウム血症に対する治療
V. 高リン血症に対する対策
VI. アシドーシスへの対処
VII. 新しい薬剤-calcimimetics
VIII. 骨量減少に対する考慮
IX. 異所性石灰化
3. 経口ビタミンD製剤衣笠えり子,伊藤英利,緒方浩顕
I. 腎不全患者におけるビタミンD投与の意義と目的
II. 経口ビタミンD製剤
1. calcitriol [1α,25(OH)2 vitamin D3; 1,25D3]
2. alfacalcidol [1α(OH)vitamin D3 ; 1αD3]
3. falecalcitriol [26,27-hexafluoro-1α,25(OH)2 vitamin D3)
4. doxercalciferol [1α(OH)vitamin D2; 1αD2]
III. 経口パルス療法
4. 静注ビタミンD製剤小岩文彦,中山隆弘
I. maxacalcitol〔OCT;1,25-dihydroxy-22-oxavitamin D3〕
1. 特徴
2. OCTのPTH抑制作用
3. カルシウム上昇作用
4. 骨に対する作用
5. 臨床での効果
II. calcitriol(1,25-dihydroxy-vitamin D3)
1. 特徴
2. 基礎的検討
3. 臨床での効果
III. paricalcitol(19-Nor-1,25-(OH)2D2)
1. 特徴
2. 臨床的効果
IV. doxercalciferol(1,α-hydroxy-vitamin D2)
1. 特徴
2. 臨床効果
5. カルシウム受容体作用薬溝渕 正英,秋澤 忠男
I. calcimimetics
1. in vitroの成績
2. 動物実験成績
3. 臨床成績
II. calcilytics
6. リン低下薬重松 隆,伊達 敏行
I. リンとは
1. リンの分布
2. リンの測定
3. リンの代謝と動態
II. 血清リン値のコントロールはなぜ必要か
1. 低リン血症
2. リン過剰ならびに高リン血症
III. 透析患者において血清リン値異常をどのように治療するか
1. 低リン血症の治療
2. リン過剰ならびに高リン血症の治療
7. 食事療法岡田 倫之
I. 透析骨症とリン
II. リン制限の必要性
III. リン制限食の実際
1. 蛋白質とリン
2. 低リン食
3. 食品添加物に含まれるリン
4. 特殊低リン食品の使用
8. 骨作用薬の腎不全患者における可能性田中 弘之
I. 腎性骨症の病態
II. bisphosphonate製剤の適応
III. 腎移植後の骨減少とbisphosphonate
9. 副甲状腺インターベンション
(1)副甲状腺インターベンションの種類と適応深川 雅史,田中 元子
I. 副甲状腺インターベンションの種類と適応
II. 副甲状腺インターベンションの位置付けと問題点
(2)外科的副甲状腺摘出術
a. 総論冨永 芳博
I. 副甲状腺摘出術の頻度
II. 腎性副甲状腺機能亢進症が進行しやすい要因
III. 手術適応
1. 基本的な考え方
2. 具体的な適応基準
IV. 術式の選択,手術に際して留意する点
V. 副甲状腺摘出術に際しての留意点,特異な病態
1. 過剰上皮小体,異所性副甲状腺
2. 偶発的に発見される甲状腺病変
3. 持続性,再発時のPTH過剰分泌部位の診断
4. 副甲状腺組織の周囲組織への播種
5. 腎性副甲状腺機能亢進症に合併する副甲状腺癌,肺転移巣
6. 副甲状腺機能亢進症のspontaneous remission
7. 原発性副甲状腺機能亢進症と腎不全の合併
8. 腎移植後の持続性副甲状腺機能亢進症
b. 副甲状腺全摘術中村 道郎
I. 手術適応
II. 術前検査
III. 副甲状腺全摘出術+部分自家移植術
1. 術式
2. 副甲状腺全摘術に対する留意点
IV. 特殊な副甲状腺全摘術
1. PEIT後PTxの留意点
2. 頸部残存腺由来の再発例に対する工夫
3. 縦隔内副甲状腺症例の手術
V. 合併症
c. 術中PTH測定の意義山下 弘幸
I. 二次性副甲状腺機能亢進症における術中PTH測定
II. whole PTHの有用性
d. 低侵襲性手術高見 博,池田 佳史
I. 小切開副甲状腺手術
II. 内視鏡下副甲状腺手術
III. これからの新しいアプローチ
e. 術後管理と長期予後佐藤 哲彦,富永 芳博
I. 副甲状腺摘出後のカルシウム補充療法
II. PTH値の経過
III. 術後持続性副甲状腺機能亢進症と再発性副甲状腺機能亢進症
IV. カルシウム,リンバランスと異所性石灰化
(3)副甲状腺PEIT
a. 副甲状腺PEITの実際小野田教高
I. エタノールの作用機序
II. 使用する装置
III. PEIT専用針
IV. PEIT手技の施設による差
V. 副甲状腺PEITの流れ
VI. より理想的なPEITを目指して
VII. PEITのガイドライン
b. 術後管理と長期予後角田 隆俊,藤崎 智隆
I. 経皮的副甲状腺エタノール注入療法(PEIT)
II. PEITの術後管理
III. PEITの長期予後
IV. 副甲状腺機能低下症
(4)薬剤直接注入療法椎崎 和弘,北端有紀子,秋澤 忠男
I. 活性型ビタミンD直接注入療法
II. 活性型ビタミンD直接注入療法の適応
III. 活性型ビタミンD直接注入療法の実際
IV. 経皮的副甲状腺インターベンション後の管理
(5)残存腺と再発腺の評価と管理弓田 滋
I. 移植腺の腫大による二次性副甲状腺機能亢進症の再発
II. 残存腺による二次性副甲状腺機能亢進症の再発
III. 持続性副甲状腺機能亢進症
10. 低回転骨症の予防と治療栗原 怜,大和田一博,櫻井 祐成
I. 低回転骨症の診断
1. 組織形態計測
2. 骨代謝マーカーによる診断
II. 骨軟化症(OM)
1. 発症要因
2. 予防と治療
III. 無形成骨症(ABD)
1. 発症要因
2. 無形成骨症に対する治療は必要か
3. 治療と予防対策
4. 新しい薬剤による治療の可能性
5. 副甲状腺への経皮的薬物注入療法
11. 異所性石灰化(血管含む)の予防と治療大城戸一郎
I. 異所性石灰化とは
II. 維持透析患者には異所性石灰化が起りやすい.
1. 血管特に動脈系血管の石灰化
2. 関節周囲や軟部組織内に起こる石灰化
3. 実質臓器(心臓・肺・腎臓・結膜など)の石灰化
III. 異所性石灰化と透析療法における各要因
1. 副甲状腺機能異常
2. ビタミンD製剤やカルシウム剤の関与
3. リン過剰並びに高リン血症
4. 酸塩基平衡
5. マグネシウム(Mg)代謝異常
6. その他の因子:非コラーゲン性骨基質蛋白など
IV. 異所性石灰化に対する対策:予防法と治療法
1. 副甲状腺機能のコントロールと骨代謝回転の維持
2. ビタミンD製剤やカルシウム剤の過剰投与の回避:カルシウム負荷の軽減
3. リン過剰ならびに高リン血症
4. その他の代謝要因の改善
5. 骨作動薬の応用
12. アミロイド骨症,関節症
(1)発症機序高橋 直生,山本 卓,下条 文武
I. アミロイドーシス
II. 透析アミロイドーシス
III. 試験管内アミロイド線維形成機構
1. 重合核依存性重合モデル
2. 一次反応速度論モデル
IV. 前駆蛋白質の構造変化
1. 「奴」から「袴」への構造変化
2. ジスルフィド結合の重要性
3. アミロイド線維中心
V. 試験管内の透析アミロイド線維の脱重合
1. 透析アミロイド線維の脱重合
2. アミロイド共存蛋白質の役割
VI. アミロイド線維形成とアミロイドーシス関連骨症
1. β2-Mの直接的影響
2. β2-Mの間接的影響
3. 沈着したアミロイド線維と関連骨症の関係
(2)治 療丸山 弘樹,下条 文武
I. β2-Mの除去
1. 血液透析膜の治療効果
2. β2-M吸着器の治療効果
3. hemodiafiltration (HDF),hemofiltration(HF)
4. Nocturnal(N)HDの治療効果
5. CAPDの治療効果
II. 透析液の純度
III. 少量副腎皮質ステロイド薬
IV. 腎移植の治療効果
13. 薬剤,内分泌,全身疾患と透析骨病変加藤 仁,御手洗哲也
I. 薬物
1. 副腎皮質ステロイド薬
2. ヘパリン
3. ワーファリン
II. 性ホルモン
1. エストロゲン
2. アンドロゲン
III. 全身疾患
1. 糖尿病
2. その他
14. 小児腎不全患者における病態と治療平井 治彦,中島 滋郎,大薗 恵一
I. 腎性骨異栄養症の発生機序
II. 腎性骨異栄養症の診断
1. 骨X線像
2. 骨生検
3. 血清inpact-PTH濃度
4. 骨代謝マーカー
III. 腎性骨異栄養症の治療
1. ビタミンD製剤
2. リン吸着剤
3. 成長ホルモン
15. CAPD患者における病態と治療山本 裕康,丹野 有道,重松 隆
I. CAPDにおける骨・カルシウム代謝の特徴
1. CAPD透析液とカルシウムバランス
2. CAPD患者の副甲状腺機能および骨病変
3. CAPDによる骨代謝関連物質の喪失
4. PTHフラグメントと骨抵抗性
5. 酸塩基平衡の過剰補正
II. CAPDにおける骨病変の対策
1. 高代謝回転型骨病変の治療
2. 低代謝回転型骨病変の治療
16. 移植患者における病態と治療柴垣有吾
I. 移植患者にみられる骨病変の特徴
1. 既存の“腎性”骨症のキャリーオーバー
2. 免疫抑制剤による骨病態の修飾
II. 骨減少症,骨粗鬆症
III. 二次性副甲状腺機能亢進症,高回転骨,高カルシウム血症
IV. 無菌性骨壊死
V. 低リン血症
VI. 移植後骨痛症候群
VII. ステロイド減量による骨関節・筋肉痛
VIII. 透析アミロイドーシス
IX. 異所性石灰化
X. アルミニウム骨症
XI. 低回転骨,副甲状腺機能低下症
XII. 術前の骨病変表岡のポイント
XIII. 術後の骨病変のマネージメント
17. 透析骨症に対する整形外科的処置楊 鴻生
I. 整形外科的処置の必要な骨、関節障害
II. 骨質及び骨量の低下に伴う合併症に対する整形外科的処置
1. 腿骨頸部骨折
2. 脊椎圧迫骨折
3. その他の骨折
III. 透析アミロイド症に対する整形外科的処置
1. アミロイド骨嚢腫の処置
2. アミロイド関節症の処置
3. 破壊性脊椎関節症の処置
第IV部 トピックス
1. 骨はどのようにして形成されるか?亀倉 暁,鄭 雄一
I. 骨の進化と発生
1. 骨とは
2. 骨の進化
3. 骨の発生起源
4. 骨の組織発生とその異常
II. 内軟骨性骨化の調節因子とその異常
2. 腎臓におけるカルシウム輸送機構玉垣 圭一,深川 雅史
I. 腎臓におけるカルシウム輸送
II. カルシウム輸送蛋白
1. ECaC1
2. calbindin D28k
3. NCX1とPMCA
III. カルシウム輸送の調節因子
IV. 利尿剤とカルシウム輸送
1. loop利尿剤
2. thiazide利尿剤
3. リンを調節する新しいホルモン福本 誠二
I. FGF-23の同定
II. FGF-23の作用
4. 生体の無機リン酸感受機構宮本 賢一,桑波田雅士,瀬川 博子
I. 腎近位尿細管におけるリン感受機構
II. 消化管におけるリン感受機構
III. 脳室におけるリン感受機構
IV. 副甲状腺細胞おけるリン感受機構
5. ビタミンD代謝と作用の分子機構村山 明子
I. ビタミンD産生の調節機構
II. ビタミンDの作用メカニズム
1. ビタミンD受容体による転写制御の分子メカニズム
2. ビタミンD受容体の高次機能解析
III. 透析骨症治療におけるビタミンDの標的組織とその分子機構
1. 副甲状腺
2. 骨
IV. 今後のビタミンD誘導体の研究