ブレークスルー そこに生まれるコンセンサス


食道・胃静脈瘤 改訂第2版

診断・治療と病態

  • 【監修】 鈴木 博昭
  • 【編集】 豊永 純/幕内 博康/小原 勝敏
  • 【ISBN】 4-88875-139-0
  • 【本体価格】 18,000円
  • 【刊行年月】 2001年 10月
  • 【版組】 B5
  • 【ページ数】 280ページ
  • 【在庫】 なし
  • 【改訂版】 食道・胃静脈瘤 改訂第3版

基礎知識から診断・治療・合併症・後療法までを集大成し,病態と臨床の最新の知見をわかりやすく解説した実地臨床家のための最適のテキスト
食道・胃静脈瘤は、消化管出血の主要な出血源であり、各学会・研究会などで最新の手技や研究成果を発表する場は広がった。しかし、それぞれの検査法や治療法の詳細や位置付けを学ぶための場が少なく、基礎から診断・治療・合併症・後療法までを集大成し、食道・胃静脈瘤の病態と臨床をわかりやすく学ぶことができるテキストとして、本書を企画した。
主要内容
第1部 食道・胃静脈瘤の発生機序と病態生理-門脈圧亢進症の血行動態
1.食道・胃静脈瘤の発生機序
2.剖検例からみた食道・胃静脈瘤の形態と治療による変化
3.硬化剤の種類と作用機序
第2部 食道・胃静脈瘤の診断
1.食道・胃静脈瘤の内視鏡所見
2.緊急出血例に遭遇した場合の知っておきたい知識と対処法
3.静脈瘤造影法
  • Endoscopic Varicealography/血管造影法-PTPとEVISの対比
4.超音波内視鏡(カラードプラ)と食道・胃静脈瘤
  • 食道静脈瘤/胃静脈瘤
5.EUSによる治療法の選択と治療効果判定
第3部 食道・胃静脈瘤の治療
1.治療法の選択
2.緊急止血法
  • 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)/内視鏡的硬化療法(EIS)/バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)
3.食道静脈瘤の待期的・予防的治療
  • 1.内視鏡的硬化療法
    • 1) Ethanolamine Oleate(EO)
    • 2) Aethoxysklerol(AS)
    • 3) EO・AS併用法
    • 4) 併用内視鏡療法
      • レーザー地固め法/ヒートプローブを併用した食道・胃静脈瘤の内視鏡治療/食道粘膜完全消滅法
  • 2.内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
  • 3.手術療法
    • 直達手術(食道離断術とHassab手術)/Shunt手術
  • 4.胃静脈瘤の待期的・予防的治療
    • 1.内視鏡的硬化療法
    • 2.内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL,EVLs)
    • 3.バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)
    • 4.経頸静脈的逆行性胃静脈瘤塞栓術(TJO)
    • 5.経門脈的静脈瘤塞栓術(PTO・TIO)
    • 6.経皮的肝内門脈静脈短絡術(TIPS)
    • 7.胃静脈瘤の手術療法
  • 5.肝細胞癌合併例における食道・胃静脈瘤の治療
  • 6.治療による合併症-予防と対策
  • 7.腹腔鏡下治療
    • 1.Laparoscopic Injection Sclerotherapy
    • 2.腹腔鏡下Hassab手術
  • 8.食道・胃静脈瘤治療例の後療法