血小板数で発癌率はわかる! 患者にも大反響を呼び、各新聞絶賛の書
肝癌を視野に入れた肝炎の日常診療
- 【著】
小俣 政男
- 【ISBN】
4-88875-084-X
- 【本体価格】
2,800円
- 【刊行年月】
1995年 11月
- 【版組】
B5
- 【ページ数】
103ページ
- 【在庫】
なし
なぜ肝炎を治療するのか?
発癌という視点から肝炎をとらえ,どのように治療を進めるか.
肝炎治療の最前線にいる著者が熱く語るライブ.
目 次
- 第1章 肝癌を視野に入れる必要牲
- I.急増する日本の肝細胞癌患者
- II.入院患者における肝細胞癌の割合
- III.肝細胞癌とウイルス肝炎の関係
- 第2章 ウイルス別にみた肝臓病
- I.A型,B型肝炎
- II.C型肝炎
- III.慢性化しやすいC型急性肝炎を慢性化させない方法
- IV.C型慢性肝炎をどう扱うか
- V.なぜC型慢性肝炎を治療するのか
- 第3章 慢性肝炎から肝細胞癌への道のり
- I.長期フォローによる検討
- II.ウイルスの型による発癌頻度の違い
- III.慢性肝炎患者の年発癌率
- IV.発癌因子としてもっとも大きいC型肝炎ウイルス
- V.慢性肝炎の発癌率
- VI.慢性肝炎の重症度と発癌までの期間
- VII.C型慢性肝炎,肝硬変患者の生涯発癌率
- VIII.C型慢性肝炎を治療する理由
- X.肝細胞癌へのルート
- Ⅹ.肝生検による慢性肝炎の重症度
- ⅩI.発癌予防が可能なC型慢性肝炎
- 第4章 C型慢性肝炎のインターフェロンによる治療
- I.インターフェロンによる治癒とは
- II.なぜインターフェロンは3割のC型慢性肝炎に効いたのか
- III.インターフェロン治療のポイント
- 第5章 インターフェロンによる治療で発癌は抑えられたか
- I.インターフェロンでウイルスが消えた群の発癌率
- II.インターフェロンによってウイルスが消えなかった群の発癌率
- 第6章 インターフェロン不応例のフォローアップ
- I.トランスアミナーゼ(GOT,GPT)のコントロール
- II.UDCAによるコントロール効果
- III.UDCAのウイルスに対する効果
- IV.UDCA以外のコントロール薬
- 第7章 肝細胞癌の非観血的治療
- I.エタノール注入療法(“エタ注”)
- II.東大第二内科エタノール注入療法の実際
- III.エタノール注入療法の利点
- IV.再発癌は異なった場所に現れる
- V.肝は全摘できない
- 第8章 肝臓病の風景が変わった
- I.肝硬変合併症治療の発展
- II.食道静脈瘤のEVLによる治療
- 第9章 肝癌の5年生存率は変えられる
- I.フォローアップによって5年生存率は変わる
- II.患者を囲い込め
- 第10章 血小板の推移で発癌傾向はわかる
- I.実地医家通院患者の囲い込み
- II.長期経過で血小板の推移と肝生検の変化が示すもの
- III.血小板数とC型慢性肝炎の状態
- IV.血小板数からみた発癌率
- V.HCV抗体が陽性でトランスアミナーゼ値が異常なとき,まず血小板数を調べる
- VI.肝硬変例にみる治療と血小板の推移
- VII.血小板を増やす因子
- VIII.肝臓の治療は発癌対策である
- 第11章 超音波による肝細胞癌の診断
- I.超音波診断のポイント
- II.所見をどう考えるか
- III.超音波診断による精査の前に囲い込みが必要