脳死がわかる本

脳死と植物状態の違い

  • 【【著】】 三井 香兒
  • 【ISBN】 4-88875-058-0
  • 【本体価格】 971円
  • 【刊行年月】 1992年 01月
  • 【版組】 B6判
  • 【ページ数】 119ページ
  • 【在庫】 なし

目 次
第一部 死とは
脳の構造/ 脳のエネルギー源/ 心臓と脳/ 呼吸と脳/ 心臓を動かし続けるには
第二部 脳死とは
救急医療と脳死
第一章 脳死に至るプロセス
  • 脳卒中や外傷による脳浮腫/ 頭蓋内血腫ができて起こる脳浮腫/ 頭蓋内の圧力が高くなって起こる脳血流の停止/ 正常な脳の循環/ 頭部の外傷による脳死/ 頭蓋内圧亢進→脳血流停止/ 脳死と植物状態との違い
第二章 脳死診断のプロセス
  • 頭蓋内圧測定/ 脳の灌流圧/ 脳の灌流圧の計測法/ 頭蓋内圧からわかること/ 平均動脈圧からわかること/ 頭蓋内圧の変動/ 平均動脈圧と頭蓋内圧の変化/ 脳灌流圧の減少/ 脳ヘルニア/ 脳死の脳は自己融解する
第三章 脳死に近いところでの脳機能はどう評価されるか
  • 臨床徴候/ 脳波の測定/ 脳幹誘発反応/ アトロピンテスト/ 無呼吸テスト
第四章 脳循環測定方法
  • 脳の血管撮影/ 脳のCTスキャン
第五章 脳死にきわめて近い状態とは
  • 脳死の診断/ 二種類の脳死/ 脳死と診断されたが,脳死ではなかった例/ 脳死で心臓を動かし続けるには
第六章 脳死を考える(あとがきにかえて)
  • 何をもって脳死とするのか/ 脳死の死亡時刻は/ 脳死者への医療継続は/ 人工心臓装着患者の脳死は/ 脳死状態を作り出すことは幸せか/ 緊急医療の重要性