透析療法における心・血管系合併症と対策 改訂第2版

  • 【【監修】】 浅野 泰
  • 【【編集】】 草野 英二/田部井 薫
  • 【ISBN】 978-4-88875-203-9
  • 【本体価格】 7,200円
  • 【刊行年月】 2007年 12月
  • 【版組】 B5判
  • 【ページ数】 320ページ
  • 【在庫】 なし

過去40年ほどの透析療法や合併症対策の進歩には目覚ましいものがある.しかし,透析患者特有の合併症は未だ存在する.とくにいつの時代も心・血管系合併症は透析患者死因の約半数を占め,その対策は最大関心事となっている. 本書の初版は2001年2月に出版されたが,今回は,自治医科大学腎臓内科の草野英二教授,ならびに自治医科大学さいたま医療センターの田部井薫教授の編集により,執筆者も新たに出版の運びとなった.
目 次
I 部 透析者の動向と心・血管系合併症.
II 部 透析者における循環器疾患の基礎知識
1.心機能障害-検査法と評価
2.水・Na代謝異常と心・血管
3.K代謝異常と酸・塩基平衡障害と心・血管
4.Ca・リン・Mg代謝異常と心・血管
5.コメディカルスタッフのための心電図入門
6.心・血管障害と病理
III 部 透析者における心・血管系合併症.
1.心不全・透析心
2.高血圧(降圧薬の使用上の注意も含む)
3.虚血性心疾患
4.心嚢炎(心嚢液貯留)
5.不整脈
6.心臓弁膜症
7.透析患者の心臓カテーテル検査と内科的インターベンション治療
8.動脈硬化
  • (1) 脂質代謝異常
  • (2) 血管石灰化
9.脳血管障害
10.末梢血管障害とインターベンション
11.低血圧
IV 部 心・血管系合併症を有する透析者の管理
1.ドライウェイトの決め方
2.糖尿病透析患者の特徴と管理
3.CAPD患者の特徴と管理
4.手術の方法と管理(冠動脈バイパス術を中心に)
5.栄養・代謝面の管理
6.喫煙,運動,精神的要因
7.貧血
8.看護における注意・手技