臨牀透析 Vol.26 No.11(2-6)


特集名 透析看護の実践 (1)透析中のケアとその有用性
題名 症状別ケアとその効果 (6) レストレスレッグ症候群
発刊年月 2010年 10月
著者 小松 由里子 神奈川県立汐見台病院透析室・看護師
【 要旨 】 レストレスレッグ症候群は,病態については明確にはわかっていないが,透析患者に発症する率が高いといわれている.しかし,ダイアライザの変更,血液流量,透析時間,回数の変更など透析効率を上げることで,症状の改善がみられていることから,十分な透析が必要であることは明らかで,対策のうちもっとも基本的な事項は,透析効率を上げることである.看護師は,その理由を患者にわかりやすく説明することが重要である.患者は,症状を明確に伝えることができず,しばしば,不眠やイライラと表現してくるため,医療者側も精神不安定やストレスと安易にとらえてしまいがちである.しかし,患者の言葉の真意をとらえるためには,十分なコミュニケーションと観察力が必要であり,患者の精神的苦痛からの解放こそが,レストレスレッグ症候群に対する看護といえる.
Theme Nursing Care During Dialysis Treatment and Its Usefulnessy
Title Restless legs syndrome
Author Yuriko Komatsu Department of Nursing, Kidney Center, Kanagawa Prefectural Shiomidai Hospital
[ Summary ] No Summary
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