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消化器内視鏡の重要テーマのコンセンサスを示した
コンセンサス消化器内視鏡2010-2011
- 【【監修】】
田尻 久雄
- 【【編集】】
五十嵐 良典/河合 隆/北川 雄光/田中 信治
- 【ISBN】
978-4-88875-233-6
- 【本体価格】
4,000円
- 【刊行年月】
2010年 10月
- 【版組】
B5判
- 【ページ数】
150ページ
- 【在庫】
なし
序文より抜粋
本書は,第79回日本消化器内視鏡学会総会における【特別シンポジウム】コンセンサス2010において司会者とシンポジスト相互の意見交換による「コンセンサス」と「要検討」課題をまとめていただいた.また本総会において主題として取り上げられ,日常診療をするうえで重要なテーマである ◎ 食道の微小病変の診断と取扱い,◎ 内視鏡止血の治療選択,◎ 消化管静脈瘤の治療戦略−標準治療と新しい展開,◎ PEG造設・管理,◎ 国際診療ガイドラインを踏まえたIPMNの内視鏡診断の現状と問題点,についても同じように現時点における「コンセンサス」と「要検討」課題を整理して解説していただいた.トピックスとして,◎ 鋸歯状構造を有する大腸病変の診断,◎ 咽頭の微小病変の診断と取扱いについてコラムとして解説していただいた.
主な内容
- 1.細径(経鼻・経口)内視鏡検査のコンセンサス
- 適応と禁忌/IC/前処置/検査の方法/経鼻内視鏡医の教育
- 2.食道微小病変の診断と取り扱い
- 微小病変・超微小病変の定義と病理組織学的診断規準/微小病変の発見/NBI/FICEの使い方/ヨード染色の必要性/病変を発見したあとの対応/微小病変の精密診断/brownish areaの言葉の定義/微小病変の病理組織像の特徴/上皮内腫瘍の病理診断の問題点/生検の位置づけと微小病変の取り扱い
- 3.早期胃癌ESDの適応をめぐる問題
- 早期胃癌に対する内視鏡治療(EMR/ESD)の適応および適応拡大/ESD後の根治性の評価と切除後の治療方針/適応拡大をめぐる諸問題
- 4.大腸腫瘍に対するNBI拡大観察所見分類の統一を目指して
- NBIの臨床的有用性/各施設のNBI拡大所見分類またはNBI拡大観察評価法の要点/大腸腫瘍NBI所見分類に関する国際共同研究の紹介/表面微細構造(パターン)の呼称を“Surface pattern”で合意/従来のpit pattern診断とNBI拡大観察のすみ分け/NBI拡大観察の問題点/今後の課題と展望
- 5.大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大−最近の進歩−
- 大腸癌治療ガイドライン2005年版出版までの経緯/大腸癌治療ガイドライン2009年版/大腸癌治療ガイドラインの有用性と問題点/大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大
- 6.内視鏡止血の治療選択
- 消化管出血のプライマリー・ケア/緊急内視鏡時のインフォームド・コンセント/診断・治療法選択における意思決定/緊急内視鏡止血時の要点/上部消化管出血/下部消化管出血(小腸・大腸)/学会でのコンセンサス、発表内容について
- 7.消化管静脈瘤の治療戦略-標準治療と新しい展開
- 消化管静脈瘤の頻度/食道静脈瘤/胃静脈瘤/十二指腸静脈瘤/直腸静脈瘤/その他の静脈瘤(吻合部静脈瘤、Stoma Varices)
- 8.PEG造設・管理
- PEGの基礎事項/PEGの管理/PEGからの経腸栄養
- 9.胆道ステントの適応と選択—標準化を目指して
- ステントの適応/手術不能例な総胆管中・下部悪性胆道狭窄に対するEBS/手術不能な総胆管上部・肝門部悪性胆道狭窄に対するEBS
- 10.国際診療ガイドラインを踏まえたIPMNの内視鏡診断の現状と問題点
- IPMNの分類/治療方針/分枝型IPMNの手術適応の判定因子/内視鏡の役割
- 10.国際診療ガイドラインを踏まえたIPMNの内視鏡診断の現状と問題点
- IPMNの分類/治療方針/分枝型IPMNの手術適応の判定因子/内視鏡の役割
- 【コラム】 鋸歯状構造を有する大腸病変の診断
- Hyperplastic polyp(HP)/Sessile serrated adenoma/polyp(SSA/P)/Traditional serrated adenoma(TSA)
- 【コラム】 咽頭の微小病変の診断と取り扱い
- 微小・超微小病変の発見/微小・超微小病変の質的(鑑別)診断/微小・超微小病変の取り扱い