臨牀透析 Vol.41 No.7(5)


特集名 透析患者の心臓病のすべて―インターベンションを中心に
題名 心不全の診断と治療
発刊年月 2025年 07月
著者 朝倉 正紀 兵庫医科大学病態解析学
【 要旨 】 高齢者人口が増加しているわが国において,心不全患者は増加の一途をたどっており,肺炎と同様にcommon diseaseとなりつつある.よく遭遇する疾患群になりつつあるが,この10年間で心不全診療が大きく変貌している.2025年3月に最新のエビデンスに基づいた「心不全診療ガイドライン」が発表された.心不全症状とナトリウム利尿ペプチドの上昇があれば心不全と診断することが可能となり,一般医家にとっても心不全診断が容易となる改訂となった.心不全治療薬も増加しており,左室駆出率が低下したHFpEF患者では従来のRAS系阻害薬,β遮断薬,MRAに加えてSGLT2阻害薬の4種類の投与が望ましいとされた.また前回のガイドラインでは治療薬がなかった左室駆出率が低下していないHFmrEF患者およびHFpEF患者において,SGLT2阻害薬のクラスⅠでの投与が記載され,EFにかかわらず心不全患者においてSGLT2阻害薬の投与が望ましいとされた.
Theme Comprehensive management of heart disease in dialysis patients : focusing on interventional approaches
Title Diagnosis and treatment of heart failure
Author Masanori Asakura Department of Clinical Diagnosis and Laboratory Medicine, Hyogo Medical University
[ Summary ] No Summary
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